7月9日に日本ジェネリック医薬品学会が東京で開催されました。
資料をいただいたので主な内容を見ると、当然のことながら後発医薬品のシェア拡大!
2020年の80%大問題を大きく取り上げています。
この学会には後発医薬品メーカーや先発メーカー、厚生労働省の担当局長までもが
参加している。
厚労省なんかは2020年の80%に関しては局長の首のかかった大きな問題。
何が何でも『80%』という数字を改正項目に入れてやる気満々・・・
恐ろしや・・・
この学会でメーカー側と厚労省側の80%達成に向けた話がありますが、もう笑っちゃう
くらいに両極端。
厚労省側
『今のジェネリックへの対応方法は患者さんに先発かジェネリックかを選んでいただいている。
今後はどのようなジェネリックにするかも選択してもらう。患者選択の余地を広げる』
こんな感じでいっています。そしてそして、上記の内容であれば・・・
『80%はこれらの対応で進む!』
断言してます。
患者さんに先発か後発か選んでもらい、なおかつ後発のメーカーや種類まで
選んでもらえと・・・
錠剤かカプセルかではなく、メーカーまで選ぶのか?
違いの説明は?? 何種類の在庫を置く??
同じ薬でたくさんの種類があることの説明は厚労省がしてくれるのか??
それを薬局ですべてやれっていうのなら同じ薬品で50種類以上一気にジェネリックを
認可しないでほしい・・・
まぁこんな感じで厚労省側。
ではメーカー側はというと、
『後発品の処方に対する医師の抵抗はまだまだ強い。今後に向けては、特に強い
不信感を持つ専門医に対して、後発品に関する様々な誤解を解く作業が重要になる』
おぉぉ!!よく言っていただけました!
そこは薬局ではなかなかどうにもできないデリケートな部分。
ぜひそこはメーカーさんの協力をお願いしたいところだが、厚労省も80%に上げたいなら
そこんとこもっと理解してほしい。やりたくてもできない状況もあるんです。
処方せんの様式のあの部なんとかしてくれよ!
あの部分ですよ!あの部分!
ジェネリックメーカー様。
超積極的にPRお願いします。
そして厚労省様。 その辺のサポートお願いします。
ハッ!!待てよ・・・
80%には上げたいが、加算は取ってほしくない的な矛盾ってやつか・・・