どれが正しいのか・・・ | ファースト調剤薬局 ちょっとえらい人のブログ

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皆様こんにちは!ファースト調剤薬局のちょっとえらい人でございます。これからこのブログにて調剤関係を中心に医療全般の時事ネタ等を発信していきます!

文部科学省が今の薬科大学の教育方針に待ったをかけた。


「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」 という名の会議が開かれ、


現在の薬価系大学の教育方針について検討されたのだが、


議題をそのまま書くと



「国家試験を目指して無事卒業させることに汲々として理念と乖離した教育」


難しい言葉ですが要はどんな内容だったのかと言うと



『国試に受かるだけの教育じゃダメなんじゃないの?』



って事を検討した会議です。



ごもっともな内容でござます。


今の薬科大学の入学者内容を見ると募集定員を大幅に下回っている大学もあれば


募集定員より多い入学者の学校もある。


薬剤師と言う資格者の需要に供給が間に合っていない昨今で入学希望者は


増えているが国試合格者はその伸びに比例していない。


国は入学者の質を下げて国師に受かるだけの教育はいかがなものかと言っている。


このような話は数年前から耳にしていましたが、偏差値30台でも入れる薬科大学!


なんて記事が出回ってから国としても対応に苦慮していた感じですね。


実際、薬剤師として医療機関や薬局で勤務することになれば大学生活の6年間を


国試対策だけに費やしてきて薬剤師になりましたっていう薬剤師は国からしてみれば


ちょっとどうなの??  って思うのもも理解できます。



「大学の人材養成の質低下は薬学教育全体の評価の低下、さらには医療の質低下


につながる恐れがある」


この言葉には説得力があります。



しかしながら今すぐにこの対策が可能かと言われれば疑問を感じます。


大学側も年々減っていく入学者数を確保するためには国試の合格率を上げることに


力を入れるのも分かりますし、薬剤師の需要と供給のバランスを考えると1人でも


多くの合格者を出す必要があります。


実際学校側にとって一番の苦労は学生確保でしょうね。


特に私学は大変苦しい現実に直面しています。


大学側が今回の検討会の主旨を実際に現実のものにしていくためには、国に対しても


私学学生に対する教育費の補助や奨学金制度の充実などもなんとかしろと言いたい


事だろう。  または出生率の低下を食い止める努力を要求したり・・・


事実ピーク時には約30万人いた浪人者数は今や10分の1以下。


全入学時代に入っている。これだけ学生が減っては大学側も質の高い学生だけを


絞って入学させるなんて贅沢は言ってられない。


それこそ大学経営存続に関わる問題である。



国の言いたいことは至極当然で、患者さんからしても医療界からしても大変望ましい


ことには間違いない。


この内容が実現されるべく各制度の充実を図り、大学側にも医療機関側にも、


もちろん一番は患者さん側にメリットが生まれるような取り組みになるように努力


してほしい。