少しだけ仕事から離れてお世話になっている先輩と建築を見に行く。
何カ所か廻ったけれど、篠原一男の直方体の森は興味深かった。
あらゆる点に置いてセオリーを外しているけれど、心地の良い空間があって、ものすごく自由だと思った。空間が抽象的に感じられたのは(竣工時がどのようだったのか定かではないが)現在は美術館となっており、床が全て同素材のカーペットで仕上げられ、空間領域の分節が曖昧であったこともひとつの要因であろう。
こういう建築に触れると、セオリーにとらわれている限りは注文住宅もハウスメーカーと大して変わらないのかとも思ってしまう。
以前も書いたが、常識やセオリーを軽やかに飛び越えてしまう思考的自由さを常に忘れないようにしないといけない。
「こういう時はこうすればいいでしょ」っていうノウハウというかセオリーをしっかりと習得し、自分の骨肉とした上で、そんなものを軽く飛び越えてしまう自由さが欲しい。
まだまだ学ぶことばかりだ。
どこにいたって悩むことはあるし、悩んでいるのは僕だけじゃない。他人の芝生は青く見えるというけれど、他の事務所の話を聞くことで、(悪い部分だけでなく)今の自分が恵まれている部分も明確に把握することが出来る。だから人と会い、話をすることが大事なんだ。これでまた明日から頑張れる。
回り道は回り道ではないし、自分が変わるのに遅すぎるということは無い。
努力している人はすごく努力している。俺はまだまだだ。
そんなことを考えていた。
それから、友達のバンドがタワレコで売られていた。こういうのは素直に嬉しい。
俺も頑張らなくちゃと思う。
成長速度が遅いとかあまり思わずにひとつひとつ積み上げていこう。そうやって前に進むしかないのだから。