思ったことや感じたことはいくらでも書けるけれど、こうやってかしこまって旅行のことを書こうとすると何か肩肘張ってしまって疲れるし、言葉も出てこないから、さらっと書く。
一日目、レンタカー屋を出るのに一苦労。マニュアル車だからね。しかもトップバッターが一番車に乗りなれていない人だったし(ドライバーの順番は前日の大富豪で決定)。何とか九大生がドライバーに変わったことでリスボン脱出成功。
最初の目的地はモウラオン。城壁とそこに組み込まれた教会が町の中心。周りは潟と牧草地で、羊たちが草をはむ。
ここで、ドライバーが僕になった。最初はエンストして、テンパってサイドブレーキを下げるのを忘れてどうなる事かと思ったけれど、なんとか乗りこなし、次の目的地へ。
次の目的地はルス。小さな町であるが、僕らの大学の先生をしているパシェコの設計した美術館と墓地がある。
美術館は斜面をうまく利用したデザイン。一見ボリュームはすべて地下に埋まっているように見えるのだが、スロープを下りていくと徐々にエントランスがあらわになってくるしかけ。
小さな美術館であり、内部の空間のつながりという意味では少し期待はずれな面もあったが、石の積み方といったディテールの処理や、ポルトガルの強い太陽光をいかにしてうまく内部に取り入れるかという面では非常に参考になる部分が多かった。
トップライトもただ設けるのではなく、壁と天井の操作で方向性を出し、光の向きを制限する。そして、大きな開口は中庭に面して設けている。この中庭はかなりの高さの壁で囲われている。にもかかわらずこれだけの光が差し込んでくる。ポルトガルでは美術館に容易に開口を用いてはいけないなと実感。それが特に馬車のようなデリケートなものなら特に。
続いての目的地はモウラ。ここも城下町だけれど、時間が遅くて城壁内には入れず。
近代建築もあったけれど、まあまあだったので割愛。でも、こういうポルトガルらしい家の連なりはいいよね。
そして、この日はモンサラシュ泊。モンサラシュは城壁の中に町が形成された、オビドスのような街。城壁内のホステルはいっぱいだったり、オフシーズンのため開いていなかったりしたのだが、城壁の外の4つ星ホテルに交渉で安く泊まれることができた(ツインルームに2,3で5人泊まったことと暖房器具が壊れていたことがその理由)。このホテルは朝食もおいしかったし、文句のつけようがない素晴らしいホテル。客室も広々としているし。下の写真が僕らの泊まった部屋の前。僕らは離れに泊まった。
で、2日目。モンサラシュ観光。
上の写真はオビドスのよう。ただ、オビドスほどぎらぎらしていなくて居心地が良かった。観光客もオビドスほど多くないし。
城壁の外にはこんな景色が広がる。ちゃんと丘の上を選んで城を建てていることが分かる。ここも潟の近く。
そして、城壁内の教会の前の広場。この広場は我らがコエ―リョ監のポルトガルの広場を集めた本の中で個人的に気になっていたものだったので、出会ってびっくり(この町にあるとは知らなかった)。
なんかいいんだよね、空間がさ。思っていたより狭かったけれど、居心地は良い。モンサラシュはこの旅の中でも一二を争うベストスポット。
さて、で次の目的地ヴィラ・ヴィソーサへ。ここも見どころは広場と城壁。ただし、ここは街が城跡の外にでき、城跡は美術館(オープンしていなかったが)となっている。
街路樹がオレンジで、ゆったりと人のための空間がとられた広場。この広場の手前側には教会がある。教会が今でもしっかりと地域に根付いて役割を果たしているから、広場の存在が重要になってくる。
二日目最後はエルバス。ここも城壁都市なのだけれど、ここは現在も活発な街を包含する大きな城壁をもつ丘と、その近くに二つの完全なる星型の要塞を持つ丘が存在しており、星形要塞は面白かった。
星形要塞の中。完全なる要塞って足を踏み入れたことがなかったので興味深かったけれど、そこに入ってしまえばそこがどんな形をしているのかをつかむことは難しい。侵入できつ部分は限られていたし。それでも僕らは中心を目指して、暗い建物の中へと扉の隙間から侵入した。中心にたどりつくことは出来なかったが、この探検は楽しかった。5人いるといろんな人がいるってことが改めてわかったし。僕なんかはどんどん進んで行ってしまうタイプだけれど、気味が悪いとか罪悪感から「やめよう」て言うやつもいるしね。
この日は3日目の目的地、ポルタレグレまで行き、そこに泊まった。ポルタレグレには僕が最もポルトガルらしい建築を作ると感じる建築家、カヒーリョ・ダ・グラサの教会などがある。
2に続く。 は~しんどい笑



