ある一日 | 断片の集積

断片の集積

日々の断片を記憶に残すために集積する



主にポルトガルでの生活について

今日は8時から授業があり、昨日作った京都のマップと写真を持って急いで学校へ。ついてみるとグループメンバーはどちらも来ていない。やれやれ。京都のモニュメントとなりうるエレメントについては一つの要素として京都駅と京都タワー、そしてもう一つの要素として、市街地を囲む寺院と山(これらはセットになっていることが多い)を挙げた。それらは写真や地図を用いて伝えることができて、ある程度理解してもらうことができた。が、ではこれらのモニュメントを含むモニュメンタルエリアのリミットはどこなのと問われる。リミットってなに?そんなこと言われたってわからんよ。そんな簡単にリミットなんて定義できないでしょ。でも、とりあえず決めなければならないので、適当に決めて、コエーリョに見せる。すると京都のことは割と理解し、納得してくれたが、ニューヨークのほうのリミットの取り方がおかしいといわれる。モニュメンタルエリアって概念を捉えるのが難しいよ。コエーリョに見せたことで、課題が見え、また、来週の金曜日にA2サイズでプレゼンということもわかった。その時にどんな絵を用いて説明するかが次回までのぼくの課題に。でも個人的には、ニューヨークのことも調べなければと思う。ニューヨークに対しての立ち位置は僕も彼女らも変わらない。だって、僕がそうなのと同じように、彼女らにとってもニューヨークは見知らぬ場所だろう。つまり、僕らは同じ土俵の上で議論ができるはずだ。そのためには僕がニューヨークのことをちゃんと理解しなければならない。そして、ニューヨークを彼女たち任せにするのではなく、ニューヨークについても意見を口出ししていきたいと思った。そのぐらいの意欲で圧倒していかなければっていう危機感も少し感じた。


午前中に授業は終わり、昼過ぎには寮に戻る。この時間に初めてネットを使ったのだけれど、びっくりするほど速い。この時間はみんな学校にいるからだろう。グーグルアースを使って幾つかの調べ物をし、シエスタをとる。すぐに眠りに落ちる。その後、ちょっとだけ読書し、買い物に行って、夕食の準備をする。今日は僕の当番で、まだ誰もひき肉に手を出していないし、今日は時間もあったのでハンバーグを作る。サイドメニュー(サラダとポテト・人参のボイル)も充実させる。ハンバーグは玉ねぎを入れすぎたのと包丁の切れ味の悪さで細かくみじん切りできなかったことにより、作っているときは不安があったが、できてみたらめちゃくちゃうまかった。料理のセンスは意外とあるかもしれない笑 自分で言うなよって話だけれど。みんなもうまいって言って食べてくれた。うまいって言ってくれるのが一番うれしい。女の子の気持ちがちょいとわかる笑 うまいって言ってくれると作ってよかったなって思う。でも基本的には料理することにストレスを感じないので、その点においてはノープロブレム。


そうそう、僕らが食事をしようとするちょっと前から、寮会議が始まる。この間のパーティーで騒ぎすぎ、警察を呼ばれたことが問題になる。そのパーティーに来ていなかった女の子がものすごく怒っている。寝たい人がいるのに朝方まで騒いでいたことと、寮の住人ではない人を呼んで寮に入れていたことが問題のようだ。確かにこの間のパーティーは問題があった。うるさすぎた。でも、楽しかったし、あのパーティーに呼んでくれたおかげで知り合い(日本人の感覚としては知り合い、外国人なら友達となろう)も増えた。あのパーティーに感謝しているのも事実だ。

結果、議論は12時以降は寮内でパーティーはしない。それ以降も騒ぎたいならどこか店でやるということでとりあえず終結。でも、今後もパーティーは起こる予感。ほとぼりが冷めたころにね。

こうやってモラルがないことが起こると、ルールが厳しくなる。それって本当は好ましいことじゃない。ルールは甘い、でも住人のモラルによって良い環境が保たれているってのがベストだと思う。街並みも一緒。でももはやそうも言ってられないから、ヨーロッパの多くの都市はたくさんルールがかかっている。日本の都市はおかしなルールばかり。本当に街並みをよくしていこうって意志はあまり感じられないよね。


夕食後、テレビでチャンピオンズリーグのダイジェストを見ていたら遅くなってしまった。結局あの番組は2時間以上ずっとサッカーを流していた。そういう番組があるってのがうらやましい。久々にグティのプレーを見たけれど相変わらずうまいね。でも、レアルは個が立ちすぎている分、カカもクリロナも前のチームの時より目立ってはいなかったな。もちろんちゃんと仕事はしていたけれど。


部屋に戻ってきて、都市における時間の流れの重要性の話を東大生とする。ティポロジアの話も。モニュメントの歴史だった建築史に、でも、建築の歴史って住居の歴史でしょってことを示した重要な研究だっていう。不覚にも知らなかったけれど、面白そうだ。さまざまな時代の建築が相まって都市ができる。都市がどのような時間の体積を経て現在の形になったのかっていうそのプロセスはすごく大事だと思う。その結果として、今どんな都市が現われているかよりも。建築においてはどうかはわからないが(あえてわからないって書いておく。そこは本当にわからないんだもの。)。

もっともっと勉強したいという意欲がさらに湧く。いいことだ。でも建築・都市に対する意欲が増した分ポル語の勉強がおろそかになっている。しっかりやらなければ。ペソアも読んで帰りたいもんね。頑張ろう。