変な夢 始まり | 断片の集積

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主にポルトガルでの生活について

今日から授業が始まった。何やら面白くなっていきそうだ。まずリスボンに入る前の導入として、グループに分かれて、世界の都市のモニュメント性について調べるという課題が出た。大体の班が3人グループで、一つの都市を調べているのだが、日本人が入った班は3人で2つの都市を調べて比較しろ、ということになり、僕らの班は京都とニューヨークを調べることになった。京都のという都市のモニュメント性って何だ?そんなこと考えたことないから楽しい。班の仲間のポルトガル人は日本のことをほとんど知らない。京都ってどこだってレベルである。いきなり、めちゃくちゃ英語が鍛えられる。日本のことを知らない人に日本文化を説明しなければならない。難しいが、やりがいはある。そして彼らはヨーロッパの都市のようなわかりやすいモニュメント性を要求する。そういうのと日本のモニュメントは違うって説明する。金閣寺も銀閣寺も清水寺も日本人で知らないやつはほとんどいないけれど、それが京都という都市のどこにあるのかを地図上で示せって言ったら結構わからない人もいると思う。そしてそれらはヴィスタが効いていて遠くから見えるというわけではない。日本のモニュメンタリはメンタルのモニュメンタリとも言えるもので、ヨーロッパとは違うっていう話をする。でもうまく理解されない。ただアシスタントの助教のような先生は理解してくれ、モニュメントの要素を持っているのは建物やスタチュウ、通りだけでなく広場やパーク、そしてビジネスでさえもその可能性がある(これは間接的で、ビジネスの力によってモニュメントとなりうる建築が作られる可能性があるっていうことで、皇帝とか権力とか共産主義とかと並列と考えられる)と言っていた。

とりあえず、明日(明日も授業がある!なんとデザインスタジオだけで火・水・金の週三日!)僕が、京都について何かしらのデータを持って行って、説明することになった。大変。中世において、陰陽思想に基づき、朱雀、青龍、白虎、玄武に相応の場所を選んでいたこととか、京が遷都し、変わっていくたびに古い宮殿(大極澱)は壊され、その部材が新しい宮殿に用いられていたこととか、どうやって説明すればよいのだろう。大文字焼のかがり火とかどうやって説明すれば伝わる?難しい。でも面白いよね。日本のことを全く知らない人に日本の良さを伝えられるのだから。とりあえず、京都駅と京都御所を結ぶ通りを軸に、東山、北山などに寺が集まり、寺と同様に山にも神が宿っていることを、だから山もモニュメンタリであることを大文字焼とかを使って説明しよう。それから、京都もニューヨークもグリッドだから、都市の規模を考えるにはセイムスケールで重ねてみて、ニューヨークのほうが小さいのに人口は圧倒的に多いみたいな話も有用なのか?でも、モニュメントには関係ないか?  ちなみにニューヨークは、スカイスクレーパーが密集して建っていて、その集合体が一つのモニュメントになり得ていると共に、その中に、大事な建築とどうでもいい建築があって、どれもスカイスクレーパーでモニュメントになりえるポテンシャルを持ち得ながらも、アイレベルからの小さなスケールでの都市の中では、特定のいくつかの建築のみがモニュメントとなっているところが面白いと思う。

ニューヨークはともかく、京都を説明できるようにしなければ。これから準備だ。


それからデッサン。デッサンの授業もとることにしたのだ。いきなり、黒人男性のヌードデッサン。ほんとに最初の授業からモデルが来て脱ぐとは思っていなかった。びっくりだ。それで、過去は美化される傾向にあるけど、やっぱり絵が下手になっていると感じた。対象を捉えるのがこんなに下手だっただろうか。そして、昔はもっと自信を持ってどんどん描いていたよな。この授業を受けることで、昔みたいに描ければいいなって思う。そして、この授業をとったのは正解。絵を描いているときは余計なことを一切考えず、対象に集中することができる。これはものすごく良いストレス解消になる。


最後に夢。今日変な夢を見た。矯正器具と一緒に歯が左側の奥歯から順番に3本抜け落ちるというもの。そして、抜け落ちたあと、僕は変な場所にいた。友達の家なのだけれど、そこはリスボンの坂の途中にある歴史を感じさせる住居の高層階のようでも、羅生門の上の、下人が老婆から追剥する場所にも思えた。でもそこに住んでいる友達の家族はみんな親切で居心地が良かった。本当に奇妙な夢だった。これは何かの象徴なのだろうか。まあいい。


それでは準備をしなくては。