・・・・・・・っということで、本当は辛くて見るのを避けていました。
8月14日に67歳で死去された山田五郎氏の【山田五郎 オトナの教養講座】最後の放送回です。
収録日が7月31日ですから、死の2週間前の姿です。
Youtubeの【山田五郎 オトナの教養講座】については以前書きましたので、繰り返しません。
鼻に酸素チューブという痛々しい姿で、時々深呼吸を挟むなどして、とても苦しそうな様子でした。
そこまで無理して出演したのは、人生最後の締めくくりをしたかったのでしょう。
選んだテーマは絵画でよく使われる【メメント・モリ】(死を想え)。
まあ、彼らしい格好のいい選定ですね。
死をマイナスとして捉えるなということを伝えたかったのです。
出だしから【カルペ・ディエム】(その日を摘め=今を生きろ)というホラティウスの言葉を紹介します。
実に計算された構成で、教養人としての面目躍如と言えるでしょう。
この二つの対になるラテン語についての解説は不要でしょう。
このような形で人生を締め括れるのは、癌という病の一つの特徴でしょうか。
思うように会話ができないけれど、最後まで頭脳は明晰なままでしたから。
老衰で認知症になって死ぬのとどちらが幸せなんでしょうね。
そんなことを考えさせられました。
惜しい人を亡くしました。


