・・・・・・・っということで、古代ローマには「ヤヌスの神殿の扉」というのがあって、戦争している時は扉が開き、平和な期間は閉じます。
共和政ローマの約500年間では、実質的に数年間しか閉じられていなかったのが共通認識で、その後の帝政ローマでは4回閉じたのは確実ですが、正確にはわかりません。
ほとんど開きっぱなし、即ち、ずっと戦争を続けていたのがローマ帝国だったのです。
ヤヌス神というのは二つの顔を持っているとされています。
最初と最後を表し、この神が扉に準えられた理由はわかりますね。
さて、現代のアメリカ帝国(?)にこの扉があったとしたらと考えてみましょう。
なんか戦争ばかりしているので、開きっぱなしのような印象を受けます。
実際はどうでしょう?
建国から250年の間で扉が閉じたのは、厳密に数えればわずか「合計20年未満」しかありません。
えっ!?・・・でしょう?
1番続いた平和は1935年 〜 1940年の5年間。(第一次世界大戦後の孤立主義)
2番目は1976年 〜 1978年の3年間。(ベトナム戦争後のシンドローム。)
3番目は1843年 〜 1845年の2年間。(米メキシコ戦争前夜の戦争空白時。)
残りはせいぜい続いたとして1年間です。
いま現在も戦争真っ最中です。
日本は終戦以来80年以上も平和を更新中です。
ローマと同じく覇権国と戦争は切っても切り離せないとの分析もできます。
しかし、ぼくの結論は「アメリカ人は戦争が好きだ」です。
しなくてもいい戦争をする傾向が強いのです。
アメリカ自身がこの性質を自覚しなくてはならない。
若いからという言い逃れはできない立場なのです。


