映画【リー・ミラー】 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、ハズレの映画が続いていたけれど、この映画はアタリでした。

 

 

このポスターを見て誰だかわかります?

 

ケイト・ウィンスレットです。

 

彼女と言えば【タイタニック(1997年)】と切っても切り離せませんね。

 

 

あの時22歳だった彼女も、もう50歳になりました。

 

同じ人物とは思えませんね。

 

あのローズの印象を払拭するのに、ずいぶん苦労しているように見えます。

 

イメージが固定することは。女優にとって役柄の幅を狭めることに繋がると容易に想像できます。

 

彼女はイメージから逃れるために、人一倍もがいているように見えます。

 

難しい役柄に挑戦し続けているからです。

 

33歳になって【愛を読むひと】で、ついにアカデミー主演女優賞を獲得しました。

 

本作では、登場するなり上着を脱いでオッパイを晒します。


彼女が演じるリー・ミラーは戦場カメラマンとして知られますが、若い頃はモデルをやっていて愛に奔放でしたから、こういうシーンを取り入れたのでしょう。

 

しかし、ぼくから見るとちょっと痛々しい。

 

今だにローズの影を引きずっているのかと感じてしまうのです。

 

実在したこの女流カメラマンのことをぼくは知りませんでした。(ちなみに【シビル・ウォー】での女性戦場カメラマンの名前はリーでしたが、ミラーに対するオマージュです。)

 

印象的な写真が残っています。

 

映画ではかなり忠実に彼女のエピソードを再現しています。

 

↓サーチライト担当の女性たち。

 

 

↓ドイツ協力者として丸刈りのリンチに遭う女性。

 

 

↓服毒自殺したライプツィッヒ副市長の娘。

 

 

↓ヒトラーが使用した浴槽に入るミラー。

 

左がミラー本人。

 

 

ずいぶん奇を衒った写真ですが、女性ならではの視点で撮られていますね。

 

使用したカメラは何と2眼レフ・・・といっても最近の人は知らないでしょうね。(^^ゞ

 

戦争とは関係ありませんが、この写真も好きです。↓

 

 

 

映画の最後でも描かれますが、彼女が命をかけて撮った写真は雑誌に掲載されませんでした。

 

戦争が終わったばかりなので、まだ人々の心の傷が癒えていないというのがその理由でした。

 

怒った彼女は、ネガフィルムを片っ端かり切り刻みます。

 

同じ戦場カメラマンのロバート・キャパは有名になったのに比べ、女性であるという理由が背後にあったとぼくには感じます。

 

製作にウィンスレットが名を連ねていますが、彼女は女性差別の根深さに対して抗議しているのでしょう。

 

最後の終わり方は意外でしたが、もう少し正攻法で描いても良かった気がします。

 

★★★★★