・・・・・・・っということで、古い歌で恐縮ですが、ハリー・ベラフォンテの「マチルダ」をご存知でしょうか?
ほとんどの人にとってハリー・ベラフォンテWho?でしょうが1953年発表で大ヒットしたのですよ。(^^)/
その歌詞の中に「彼女は俺の金を持ってヴェネズエラに逃げちゃった“Matilda, she take me money and run Venezuela!”」というフレーズがあります。
その頃のヴェネズエラは大油田が発見され、一攫千金の夢の国だったのです。
調べてみると、ヴェネズエラはカリブプレートと南米プレートの境界に位置しており、地震の多発国なのです。
1812年 カラカス地震(推定M7.7)
1967年 カラカス地震(M6.3)
1997年 カリアコ地震(M6.9)
2018年 ベネズエラ地震(M7.3)
ですから今回の大地震も予想されていたのです。
最新情報では死者2,300人と伝えれれていますが、行方不明者を含めて5万人に達すると見られています。
日本人として当然考えるのは、あんなに金が有り余っていた国が何で地震対策を怠ったのか?ということです。
でも、ぼくらは理由を知っています。
建物の耐震化という地味なところに予算を付けるなどは、ときの為政者にとって優先順位が低いのです。
たぶん思いつきさえもしなかったでしょう。
これは中南米に限った話ではありません。
アメリカが今後の経済を牛耳ったとしても、本当に国民の生命財産を守るための耐震に予算が使われる望みはないでしょう。
・・・・・・・
じゃあ、中南米で地震対策が進んでいる国はあるのか?という疑問が浮かびます。
それがあるんですね。
チリとメキシコだそうです。
日本の技術と経済援助のおかげで、地震対策は中南米随一らしいです。
2010年にチリで起きたマウレ地震(M8.8)では、高層ビルの被害は驚くほど少なかったそうです。
しかし、耐震が進んでいるのは比較的新しい建物で、伝統的な日干しレンガで作られた建物(Adobe*)は、逃げるまもなく一瞬で崩壊してしまいます。
ニカラグアに行ったことがあるのですが、首都のマナグアは1972年に起きた地震で街そのものが崩壊してしまいました。
再建されないまま放置され、その周囲に新しい市街が広がるという変な形になっています。
海外旅行をする者にとって、訪れる国の耐震対策はリスクとして考慮すべきでしょう。
いくら情緒がある建物でも、逆におしゃれな外見の建物でも、ペシャンコになる可能性を常に頭の隅に置かなければなりません。
*(雑学)
あの有名なAdobeの由来はここから来ているのですよ。^m^
