「起立・礼・着席」 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ぼくは古い人間なので、小中学生の頃、教室に先生がやってくると「起立・礼・着席」と生徒の代表が号令をかけていました。

 

いまもやっているのかなぁ〜?

 

これを無理に英語に訳せば、“Stand up. Bow. Sit down.”となるのかなぁ。

 

もちろん教育現場でこんな掛け声をかける国はないですよね。

 

ぼくが注目するのが「礼」です。

 

礼を英訳すると近い言葉が出てきますが【politeness(丁寧さ)、respectfulness (敬意)、self-restraint( 自制)、dignity(品位​​​​​​​)など】、英語にはそれらをズバリ表す一つの言葉がないんです。

 

 

言葉が見当たらないということは、外国人に全くその概念がないと決めつけるのは間違っているでしょう。

 

日本人には「礼」を説明するまでもなく理解できてしまう。

 

これってスゴいことだと思うし、不思議なことじゃないですか?

 

礼の概念を理解するうえで、武道の「礼に始まり礼に終わる」がいい手がかりになります。

 

武道の礼とは、1)相手への敬意 2)場への意識 3)自分を整える行為が含まれています。

 

場への意識というのが面白いでしょう?

 

昔「空気の研究」という本を書いた人がいましたが、日本人は「空気」を大事にするのです。

 

空気とは何かというと「社会秩序」です。

 

つまり社会秩序を維持する中心が、「ルール(法律)」ではなく「礼」なんです。

 

ここが日本人社会の特殊な点です。

 

日本人は礼を守るために努力しているという感覚が薄い。

 

日本では長い間、“場”が先にあって、「私はどうしたいか」の前に、

  • この場にふさわしいか
  • 調和を壊さないか
  • 相手を不快にしないか

が無意識レベルで行われているのです。

 

外国人にはここでカルチャーショックを受けてしまいます。

 

外国人は個人が最優先(個人主義)なのです。

 

ほとんどの日本人にとって、個人の権利より礼節を失うほうが気持ち悪いのです。

 

ねっ、面白いでしょう?