グリーンランドについて | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、グリーンランドを誤解する最大の原因は地図でしょう。

 

 

北アメリカ大陸の右上にある大きな島という誤解。

 

これはメルカトール図法のせいです。

 

上図ではオーストラリアより大きく見えますが、実際は約29%程度です。

 

トランプがこの島が欲しいというのも、この地図が誤解を与えています。

 

↓この位置から見ると、アメリカの北がカナダですが、その上にグリーンランドがああるという方が正しいのです。

地理学上はアメリカ州の一部です。

 

EUの一員であるデンマーク領ですから、トランプの要求は無茶苦茶と思われるでしょう?

 

ところがそれほど無茶苦茶でもないんですね。

 

グリーンランドはかつてデンマークの「植民地」でした。

 

グリーンランドの住人はほぼ85-90%がエスキモー系のカラーリットです。

 

ご想像の通り、デンマーク人による差別が激しく独立運動が始まります。(ちなみに自殺率は世界平均の5倍以上。)

 

デンマークは独立させる代わりに「高度の自治権」を与えてなだめたのです。1979年。

 

2009年にはさらに政治権を与えます。

 

アメリカがこの島の購入を申し入れたのは過去にもあり、トルーマンが1億ドルで打診しました。

 

ですから、トランプの要求は突拍子のないものではないのです。

 

グリーンランド自治政府は独立を目指すと明言しています。

 

この動きに力を与えたのが「地球温暖化」です。

 

それまでの収益の柱は海産物でした。

 

デンマークからの助成金も大きな要素であることは注目すべきでしょう。

 

ところが厚い氷が溶けることによって地下資源が採掘できる可能性が高くなったのです。

 

今話題のレアアースも採れます。

 

ご想像の通り、中国が触手を伸ばしてきたのです。

 

地下資源を開発するノウハウと資金を提供するとなれば、独立を夢見るグリーンランド自治政府が飛びつかないという方が難しいでしょう。

 

トランプの建前はグリーンランドの地政学上の防衛に対する懸念ですが、本音は資源でしょう。

 

ベネズエラと同じです。

 

安全保障が目的だったら同盟関係のEUやNATOと協力すればいいわけで、島ごと欲しいというのは資源以外考えられません。

 

トランプのことですから、ベネズエラ作戦の大成功で調子に乗って何をするかわかりません。

 

一見思いつきのようですが、それなりの説明はつくのです。

 

ちなみにカナダ保有の話がトーンダウンしていますが、成功してもカナダ州は反トランプで一致していますから、民主党が有利になると説明されています。