・・・・・・・っということで、大人向けの寓話です。
時代設定は、19世紀頃のフランスです。
現代の設定でもできないことはないでしょうが、あくまで寓話ですので、時代がかったほうがいいでしょう。
理想家の貧乏青年が自分の本を出版しようとしますが、夢が叶わず自殺しようとします。
偶然入店した骨董屋で、望んだことは何でも叶う(羊の?)皮を手に入れます。
望みが叶う度に皮が縮んでいき、その分だけ自分の寿命が短くなるという代物です。
まあファウスト的な、悪魔との契約ですね。
若者が望むであろう欲望が次々に実現していきます。
お分かりのように、人間にとって本当に大切なものは何かを考えさせる仕組みです。
予想通り、自分を愛してくれた女性がいて、彼女の本心に気づいたときはもう手遅れで死から逃れられない状態になります。
彼女の幸せを望むということはすなわち自分の欲望なのですから、革は容赦無く縮んでいきます。
さて、こういう寓話をどうやって終わらせるか?・・・そこが見どころです。
ハッピーエンドで終わらせるか、それとも悲劇で終わらせるか?
最後までもて遊ばれます。
どういう形で終わるかは見てのお楽しみ。
青年が最後に願ったことは一体何だったのでしょう?
・・・・・・・
後で知ったのですが、これには原作があり、何とバルザックの「あら皮」という小説なのです。
どおりで変な題名ですね。
思いがけず拾いものの映画ですヨ。
★★★★☆
