・・・・・・・っということで、中国の領事が日本に対して看過できない発言をしましたね。
その流れでその領事を「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定し、国外退去させるべきだという意見が出ています。
過去において、ぼくはペルソナ・ノン・グラータのレターを受け取ったことがあるんですヨ。^m^
ペルソナ・ノン・グラータ(Persona non grata)はラテン語の外交用語で、意味はperson not welcomeです。
そのレターを受け取った(若き)ぼくは、全く意味を知りませんでした。
入社してすぐイラクに2年間派遣されたことはすでに触れましたが、目的は日本のODAによるインフラ工事に従事することでした。
当時は日本の企業は無謀にも海外工事に積極的だったのです。
工事の出来具合を監督するインスペクター(検査官)はイラク人でした。
彼らは軍人で、工事について全く知識がありませんでした。
問題は彼らが自分の権威を見せつけるために、簡単にいえば、日本人をいじめたのです。
勝手に自分たちの基準を作って、難癖をつけたのです。
彼らがOKを出さないと工事が先に進まないので、ずいぶん苦労させられました。
見かねたぼくは、インスペクターの一人に「君たちは日本から技術を学ぶべきだ。僕らはそれを君らに教えるために来たのに、学ぼうとする体制ができていないではないか」と言ったんですね。
それは全くの正論でしたが、彼は怒り狂ってついには「オマエらは奴隷だ」と言い放ったのです。
イラクはイギリスの支配を長く受けていましたが、特権階級意識というイギリスの悪い面を強く受け継いでいました。
権力を持った途端、威張りまくるのです。
そういうことで、ぼくは彼らからペルソナ・ノン・グラータという名誉ある称号を得る結果となったのです。
もちろんのこと、ぼくは追放なんてされませんでした。
あくまでも外交上の用語であって、彼らごときが使うものではありません。
滑稽でしょうこの話。
ぼくのような若造に対して大袈裟ですよね。
ぼくは名誉なことだとして、レターを壁に飾ったのでした。(^^)/
ペルソナ・ノン・グラータという言葉を久しぶりに聞いて、懐かしく思い出したというわけです。
