「もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~」(その2) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、一昨日の深夜にNHKBSで放送していた「もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~」、はとてもいい番組でした。

 

実のところ、これは10年前の再放送で、ぼくが見るのは2度目なんです。

 

どこがいいかというと、ショパンコンクールをピアニストに焦点を当てて描くのではなく、調律師側の視点でコンクールを描いたことです。

 

使われるピアノは、演奏者が選ぶそうです。

 

言わずと知れたスタインウェイ&サンズ、ヤマハ、カワイそしてファツィオリ(Fazioli)の4台の中から選ぶのです。(ちなみに17回2015年開催の記録です。)

 

驚いたことにスタインウェイ以外のメーカーの調律師は日本人だったのです。

 

ピアノメーカーは自社製が選ばれるように必死です。

 

番組はファツィオリの調律師にかなり時間を割いています。

 

なんたることかファツィオリを選んだのは中国人の女性ピアニストただ一人だったのです。

 

コンクールは1次予選〜3次予選、本選と4回ふるいにかけられ本選は10人に絞られます。

 

7人がヤマハ、3人がスタインウェイを選びますが、何と本選では2人の裏切り(?)が出て、5対5になります。

 

あまり細かいことを書いてもしょうがないので、再再放送(あるいはNHK ONEかな?)を見てください。

 

ぼくの印象に残ったのは、準優勝のカナダ人ピアニスト(アムラン)が言った言葉です。

 

「実力ばかりでなく、【運】が大きく働く」と言ったのです。

 

ショパンコンクールは16歳以上30歳以下の年齢制限があり、いわば「若手ピアニストの登竜門」です。

 

ですから現在の腕前だけではなく、「将来の伸び代」も加味して審査されるのです。

 

審査員は名だたるピアニストが揃っているんですが、やはり「あれっ?」という審査結果にならざるを得ません。

 

ぼくに云々できるわけじゃないですが、審査員の好みが出ますよね。

 

それはそれで全く反対じゃないんですけどね。

 

そこで【運】です。

 

その運には「ルックス」が大きく影響しますよね。

 

ピアニストの容姿、服装、年齢、表情を含めたパフォーマンスなどがその要素です。

 

ファツィオリを選んだ中国人の女性ピアニストですが、服装も髪型も無頓着。

 

何と左手首に輪ゴムみたいな赤い紐を付けていたのです。

 

ピアニストでありながら、ファツィオリの名前を知らず、スペルはどう書くの?と聞く始末。

 

演奏が上手いか以前の問題ですよね。

 

当然のことながら(ぼくにはそう見えた)、1次予選で落選します。

 

ファツィオリの日本人調律師可愛そう。

 

他にも色々と考えさせられる場面が出てくるのですが、やっぱり優勝者のピアノはスタインウェイでしたというオチです。

 

あと、反田 恭平(そりた きょうへい)というピアニストの演奏(指揮も兼ねていましたが)を偶然NHKで見ました。

 

彼のことを全く知らなかったのですが、「天才」ですね。

 

2021年のショパンコンクールで準優勝しています。

 

正直を言えば、ルックスはイマイチです。

 

彼の演奏は目を瞑って聴きました。(;^_^A