・・・・・・・っということで、アメリカ国民がトランプに対して「No Kings」と抗議しています。
ぼくには「王がいたらなぁ」という願望の裏返しだと感じるのです。
確たる裏付けはありませんが、王室を持つ国は安定していると言えませんか。
少なくとも、国を大きく誤らせない存在という意味です。
もちろん現代のことを言っています。
その理由は「長期の時間軸」を国家に与えることです。
長い歴史と伝統があるということは、国家が確固たる背骨(バックボーン)を持つということです。
さらに王室は「中道」であることが求められます。
政権が左や右に寄り過ぎないように調整する機能があるのです。
別の言い方をすれば、ポピュリズムの暴走を防ぐのです。
王室を持つ国の例として、ヨーロッパではイギリス、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ、ベルギー。
アジアは日本、タイ、マレーシア、カンボジア、ブータンなど。
それぞれ王室の機能に濃淡はありますが、国王を殺してしまったフランスは、本音のところで後悔しているのではないでしょうか。^m^
イタリアは、紀元前(ローマ時代)から王を否定しているところが特異ですね。
王に代わる最高権力者としての大統領、皇帝、独裁者(共産国含む)は、暴走する危険性が常にあるのです。
トランプの暴走を誰が止められるのですか?
実は神話がある国は幸せなのです。
「君臨せずとも統治せず」は、とてもありがたい制度なのです。
