映画【ヘッド・オブ・ステイト】 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、肩の凝らないアクションコメディ。

 

原題は【Heads of State】と複数形。

 

 

大統領が孤軍奮闘する映画は数多く作られてきましたが、この映画はそれらをかき集めて仕上げた感が強い。

 

ビーストでのアクションや、エアフォースワンが撃墜されるとか、大統領がやたらタフとか、既視感満載。

 

寄せ集めだけど、成功したのはもう一人英国首相を加えたこと。

 

このアイデアで一気に面白くなった。

 

アメリカ大統領はアクション俳優出身という荒唐無稽な設定なのに、現実は先を行っている。

 

イギリス首相が黒人というのもユニーク。

 

アメリカ大統領が主役かというと、イギリス首相の方が頭が良くタフで、こちらが主役でもいい。

 

いっぽうアメリカ大統領はノー天気なバカで、アクション俳優出身のくせにめっぽう実戦に弱い。

 

あまり見たことない俳優だと思ったら、何とジョン・シナといえばプロレス界の大スターだったそう。

 

イギリス首相役のイドリス・エルバの方は【ダーク・タワー】などで大活躍の名優。

 

女性諜報部員役のプリヤンカ・チョープラーは元ミスワールドで、【シタデル】に出演していましたね。

 

制作国はアメリカなのに、大統領を徹底的に無能に描いている点が面白い。

 

寄せ集めだけれど、上手くまとまっていて時間を割いて見ても損にはならないでしょう。

 

★★★★☆