・・・・・・・っということで、明日から中央アジアを初めて旅行します。
これら「スタン国」はシルクロードの中継地、即ちオアシスとして知られています。
シルクロードって、中国の絹を中国からヨーロッパに輸出する専用ルートだと思っていませんか?
「シルクロード(Silk Road)」の名称は割と最近で、19世紀にドイツの地理学者フェルディナント・フォン・リヒトホーフェンが名付けたものです。
各オアシスを線で繋げた一本の道をイメージするより、網の目のようなネットワークと捉えるのが正解です。
単に中国とヨーロッパを繋ぐなら、よりシベリアに近いステップルートの方が現実的です。
わざわざ砂漠や険しい峠などの難所の多いルートを通るはずがありません。
そこには通商する国家や部族が点在していたからです。
隣同士が商売をすることでネットワークが形成されていて、たまたまそのネットワークを通じてヨーロッパまで繋げることができたのです。
ステップ(平原)ルートは下図の緑色の帯です。
このような障害物のない平原が続いています。
今回訪問する予定のサマルカンドやブハラなどの都市は、この二つのルートが交差するオアシスが起源です。
ただヨーロッパに行くだけなら、ステップルートを取ったはずという理由です。
実際ステップルートを利用してヨーロッパに高速で侵攻したのがモンゴル帝国でした。
しかし、このルートは騎馬民族によって都合が良く、農耕民族や遊牧民族にとって、補給の確保や安全面で困難でした。
馬が食べる草に不自由はしませんから。
さて、オアシスというとどんなイメージを持ちます?
こんな感じですかね?
砂漠に奇跡的に湧き出る泉。
でも、そうじゃないんです。
中央アジアは巨大な砂漠地帯(カラクム砂漠・キジルクム砂漠)とステップ(半乾燥の草原地帯)が広がっていて、年中乾燥しています。
その中に山から流れ出る川(アムダリヤ・シルダリヤなど)が形成する扇状地や三角州、地下水帯があり、そこが「オアシス」となるのです。
つまり、氷雪を抱いた山岳地帯が命の水源なんです。
まさに山が近くのウズベキスタン、カザフスタン、キルギスがそれですね。



