核を持たないから攻撃された | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、今回のイスラエルvsイランの武力衝突をもう少し冷徹に見てみましょう。

 

イスラエルはイランによる核攻撃の芽を先制攻撃によって摘んだ。

 

地下部分を破壊する能力がないからトランプを利用した。

 

トランプは軍事的大成功と喧伝し、この成功によってイランの核開発を放棄させられると有頂天です。

 

何度も書いているようにトランプは何でもショー化してしまいます。

 

世界は彼の仕掛けるショーに目眩しを喰っているんじゃないでしょうか。

 

今回の事件のキモはイランの核開発を諦めさせられるか?です。

 

ぼくが見るところ、全くの逆効果。

 

イランはますます核開発を目指すでしょう。

 

戦争はこれからなのです。

 

「核を持たないから攻撃された」とイランは理解するでしょう。

 

かつてのサダム・フセインやカダフィと同じ構図です(どちらも核を持たず倒された)。

 

イランは唯一の抑止力が「核兵器」だと確信を深めるはずです。

 

IAEAからの離脱によって、ますます監視しにくくなったのは痛いです。

 

北朝鮮が核保有国になったのと同じ道をイランが辿らないと誰が言えるでしょうか?

 

あの北朝鮮でさえ開発できたのですよ。

 

キム・ジョンウンと3回も会談して失敗したトランプが、イランの暴走を止められると信じるのは、よほどのお人よしです。

 

今回の展開は平和どころか、ますます核戦争の危機を増大させたと考えるべきではないでしょうか。

 

ロシアが北朝鮮を隠れ蓑に使い、技術や製品をイランに提供するシナリオの危険性を見逃すべきではないことは言うまでもありません。