・・・・・・・っということで、自民党の西田 昌司参院議員が「ひめゆりの塔」について、何か問題発言をしたらしいですね。
本人の勘違いであるにも関わらず、発言は撤回しないと強気です。
ぼくよりずっと若い66歳の爺さんが、何をボケているのかと残念ですが、議員ってこの程度とあらためて怒る気にもなりません。
しかしこの発言、【日本軍がどんどん入ってきてひめゆり隊が死ぬことになり、アメリカが入ってきて沖縄が解放されたという文脈で書いてある。歴史を書き換えるとこういうことになってしまう】は、根も葉もない話ではないのです。
アメリカが「沖縄を植民地と見なし、沖縄人を“解放すべき存在”と捉えた」という見方は実際に存在したのです。
アメリカは「琉球列島は、朝鮮半島や台湾と同様に近代日本が獲得した植民地」と考えていたことは各資料や史料に存在し、「常識」の部類のようなのです。
沖縄に行ってみると解ることですが、中国とは約500年に渡り朝貢関係にあって、薩摩藩が1609年に琉球侵攻したのです。
まあ、沖縄が二股外交していたということですが。
それをもって台湾や朝鮮と同列に「植民地化」と論ずるのは無理があります。
例によってアメリカが自分たちの行動を「正当化」する口実としたのです。(アメリカが言うか?)
66歳の爺さんがこの論法にカチンと来ていたのが、問題発言の背後にあるのは間違いないでしょう。
日本、特に薩摩藩は沖縄の人々に対して酷いことをしました。
アメリカ軍基地の存在も、沖縄の人々をいまもって苦しめています。
琉球王朝は一つの独立国家だったというアイデンティティーは、沖縄の人々の心の奥底に流れています。
ボケ議員を叩くのもいいですが、こういった沖縄の歴史(=沖縄の心)を理解する機会であることも確かなのです。
