いまは資本主義の終着点 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、トランプ関税で、世界中がハチの巣を突いたような騒ぎになっていますね。

 

決してトランプの肩を持つわけではありませんが、冷静になって考えるタイミングを彼が与えたのじゃないでしょうか。

 

いつかは来るべき修羅場ではなかったのか?とぼくは思うのです。

 

・・・・・・・

 

トランプは自国の製造業を回復させるためだと、自ら発言しています。

 

相互関税が解決策であるかは大いに疑問ですが、アメリカの製造業が衰退しているのは事実でしょう。

 

アメリカの製品で欲しいものは何かを考えてみてください。

 

ぼくが思いつくのは、ワイルドターキー?ハワイのマカダミアチョコレート?Mac?・・・えっと??

 

そこで詰まってしまうのです。

 

ネットの助けを借りれば次の項目が挙げられます。

  1. Apple(Mac, iPhone, iPad) – でも、製造はほぼ中国ですよね。

  2. Boeing(航空機) – 近年はトラブル続きで、エアバスが主導権を握っています。

  3. Tesla(EV) – 先見性はありましたが、もう中国に抜かれています。

  4. Microsoft(Windows, Surface, Xbox) – まあ、使わざるを得ない部分はあります。

  5. Nvidia, AMD, Intel(半導体) – AI・ゲーム・PC関連で世界をリード。

  6. ハリウッド映画・Netflix – 最近は派手なだけで、金をかけた割には?ですよね。

  7. コカ・コーラ, ペプシ, マクドナルド – 健康的かどうかは別としてね。

  8. レヴィス, ナイキ, アンダーアーマー – ファッション系ではまだ強い。

  9. Harley-Davidson – バイク市場ではマニアック向けに止まっています。

  10. Gibson, Fender(ギター) – 音楽業界ではアメリカ製が一流とされる。

こうやって見ると、ハードよりソフト面での強みが目立ちますね。

 

ただし、製造業で圧倒的な強みを見せる分野があります。

 

それは「武器」です。

 

ウクライナ援助でアメリカは損をしているように言っていますが、アメリカ製兵器の圧倒的優位を世界に見せつけました。

 

世界はこぞってアメリカ製兵器を買うことでしょう。

 

兵器は言い値で売れるので、利益率がものすごく高い製品なのです。

 

アメリカは戦争で儲け続けてきた国であることは、歴史が示しています。

 

アメリカは戦争が続くことを望んでいるのです。

 

ちょっと、論点がずれたので元に戻します。^m^

 

・・・・・・・

 

アメリカ製品に魅力がないのは、アメリカ自身が努力を怠ったからです。

 

しかし、アメリカは常に先を読んでいました。

 

TVを通じてアメリカンドリームを浸透させ、電化製品のスタンダードを作りました。

 

そして、自家用車。

 

自動車市場で日本が優勢になったら、次は航空産業です。

 

今でも日本の旅客機開発を妨害しているのは、ご存知のとおりです。

 

旅客機の分野がエアバスに抜かれ始めると、次は宇宙分野です。

 

このように、アメリカは製造業の将来の先を読んで手を打ってきたのです。

 

しかし、その先は・・・?

 

日本も、中国も、世界はアメリカの後を追ってきただけなのです。

 

・・・・・・・

 

そんな未来を見越して、アメリカは製造産業から知的財産(IT)に舵を切ったのです。

 

アメリカのシナリオは以下のようなものだったと考えていいでしょう。

  1. 20世紀:製造業で世界をリード(自動車・航空・家電・石油)

  2. 1980~2000年代:金融とITへシフト(GAFAM、シリコンバレー、ウォール街)

  3. 現在:知的財産とデータ経済が中心(AI、クラウド、宇宙開発、バイオテクノロジー)

  4. 未来:?(AI支配 or 経済の再調整 or 新たな技術革命)

すっごく分かりやすいですよね。

 

GAFAMが世界を制覇しているのは、このシナリオ通りなのです。

 

けれども、知的産業でいくら成功しても、ブルーカラーの仕事が増えるわけではない。

 

この不満をうまく利用したのがトランプだっただけの話です。

 

では、アメリカの製造業が復活して、彼らの不満を解消するだけの仕事量を提供できるのか?

 

大いに疑わしい。

 

なぜなら、アメリカの労働賃金はどうやっても中国の安い労働力に敵わないのです。

 

アメリカは巨大な市場ではあるけれど、国内市場だけで回るはずがないのです。

 

ぼくは経済の素人だけれど、これは絶対に正しい予測なのです。

 

・・・・・・・

 

こうやって見ていくと、根本的原因は「資本主義の限界」に行き着くのです。

 

世の中から製造業が消えることはないでしょう。

 

しかし、その中で成功するのは中国であるとしか考えられません。

 

しかも、IT分野でも中国は追い上げてきています。

 

半分冗談ですが、ぼくにはマルクスの高笑いが聞こえるのです。

 

・・・・・・・

 

トランプ現象は起きるべくして起きたのです。

 

今後、世界は保護主義に動いて、次々とミニトランプを生み出すのです。

 

資本主義は製造業があってこそ成り立つのです。

 

製造業に頼らない未来像はあるのか?

 

知的財産権で儲かるのはほんの一部で、大多数は取り残されるのです。

 

その結果、世界は二極化が極度に進むのです。

 

なんか資本主義の未来は真っ暗ですね。(ーー゛)

 

アメリカの後追いを続けてきた当然の帰結だと、世界は気づかなければなりません。

 

トランプが歴史に足跡を残すとしたら、未来のあるべき形を真剣に考えなければならないという課題を突きつけたことでしょう。

 

・・・・・・・

 

さて、次のスタンダードを創出できるのは誰(どの国)なのでしょう?

 

その条件は以下の通りでしょう。

  1. 高度な教育水準と技術開発力

    AI・量子コンピュータ・バイオテクノロジーなど、次世代産業をリードできるか?
  2. 器用さと精密なモノづくり

    製造業の高付加価値化(宇宙産業、精密機械、医療機器など)に適応できるか?
  3. 調和を重んじる文化

    国際協調を進められるか、または内部分裂せずに安定を維持できるか?
  4. 忍耐強く、長期的な戦略を持てるか

    一時の流行ではなく、数十年先を見据えた国家戦略を取れるか?

これらの条件を満たす国は、あの国だけじゃないですか。(^^)/