・・・・・・・っということで、ぼくも危うく空中衝突に遭う経験をしました。
1986年のその日は、空港から割と近めに確保された空き地で離発着の練習をしていました。
もうこの時はソロフライトになっていました。
隣にはハイウェイ5が南北に走っていました。
ぼくはR22という小型ヘリコプターで西に向かって離陸し上昇していました。
突然左上からクラクションの音が聞こえたのです。
MD500というタービンヘリコプターが、ぼくの真上スレスレを左から右へ通り過ぎました。
危なかったぁ〜〜
あのときぶつかっていたら、今頃こんなブログ書いていませんでした。(;^_^A
ヘリコプターというのはとても視界が広い乗り物です。
しかし、この時のように後ろ上空はまったくの死角なのです。
スクールのオフィスに帰ったら、校長が電話口で怒鳴っていました。
NDヘリコプター側からクレームが入ったのです。
MD側のパイロットからすると、ハイウェイに沿って北に向かっていたところ、突然右下から小型ヘリコプターが上昇してきたという言い分。
校長の怒ったこと怒ったこと、あの場外訓練場は正式に届けてあり、それを知らないそっちが悪いんだと。
ぼくの機体は相手が注意していれば、間違いなく見えていたはず。
・・・・・・・
ワシントンDCの事故は、衝突時のお互いの位置関係が分からないのですが、ブラックホーク側から見てアメリカン航空が死角にあった可能性はあります。
そして、夜間飛行訓練のために暗視ゴーグルを着けていたとすれば、視界はさらに制限されます。
あんな大空で衝突するなんて考えられないと思われるでしょうが、空中衝突って案外多いんですよ。(ーー゛)