・・・・・・・っということで、超大作風SF映画です。
人間とAIの戦争という、タイムリーな意欲作です。
人間(アメリカね)はAIを抹殺しようとシャカリキになっていますが、AIは実のところ人間と和平共存を望んでいるという皮肉なストーリーです。
なかなかの力作なんですが、上記のメッセージが伝わってきません。
アイデアが豊富で、取捨選択できずに何でもかんでも詰め込んだからでしょう。
もっと断捨離して、スッキリと仕上げるべきでしたね。
ご都合主義が見られる展開が目につき、まあSFだから大目に見てくれるなんて考えているのかなぁ?
SFだからこそ、辻褄にこだわるべきなんだけどなぁ〜。
主演のジョン・デヴィッド・ワシントンはTENETの彼と気づかず、えっ?この人が主役?ってくらいしょぼい風体です。
その代わり出演時間は少ないですが、ジェンマ・チャンは存在感がありましたね。
渡辺謙はいつもの渡辺謙でした。^m^
女の子(少年に見えてしまいますが)が超能力を発揮する理由が説得力がないのと、あるとすればもっと強力な超能力を発揮してほしかったな。
そうそう、この映画に徹底的に足りないのが「哲学」ですね。
手間がかかっているので、ちょっと甘めに★ひとつオマケ。
★★★★☆