・・・・・・・っということで、今の若い人って「活字」という言葉を知らないのかも。
歴史の授業で実にあっさりと片付けられていますが、グーテンベルク(14世紀末〜15世紀)の活版印刷の発明は人類史上に大きな影響を与えました。
それまでは、筆写するしか手段がなかったのに(版画はあったけど)、印刷技術を使って大量に書物を発行することが可能になりました。
いわば情報革命ですね。
このおかげでルネッサンスが起きたし、宗教改革が同時多発的に発生したのです。
文字を一つ一つ拾って組み合わせていたのです。
ものすごく手間がかかりますが、それまでよりはるかにスピードアップされたのです。
平成の初頭までまで新聞は活版印刷で刷られていたんですよ。
活版印刷に使われる一つの文字は合金で作られていて、まさに重さがあったのです。
ここまで来れば、言いたいことはお分かりですよね。
現代は文字に重さがなくなってしまいました。
この駄文もデジタル通信で、皆さんの目に触れるわけですが、文字の重さはゼロです。
重さがゼロになったおかげで、内容までゼロになってしまったのです。
もう「活字」という言葉は相応しくないでしょう。^m^