・・・・・・・っということで、こういう映画を作らせればイギリスの右に出る者はいない。
田舎の村に埋もれていた冴えない女性が、種馬の牝馬を安く購入し、生まれた仔馬を競走馬に育てて、一攫千金を狙うという話。
自分じゃ資金的に無理なので、村の人々を巻き込んで共同出資して馬主となる。
馬の活躍と挫折を通じて、賞金じゃないんだ、もっと大事なものがあるんだとなる。
文部省推薦みたいな作品ですが、ぼくのようなヒネた大人でも十分楽しめます。
あまりにも出来すぎたストーリーなので、ホンマに実話かいな?と感じるくらい。
主演の女優、あのバンド・オブ・ブラザースの男優、それを取り巻く一癖ある脇役陣と、どれを取ってもイギリスらしい安定の演技です。
ぼくの興味があった「馬肉」と「安楽死」のシーンもちょこっとありましたが、動物愛護の点では、イギリスとの伝統の差を感じました。
★★★★☆