ホンダと日産 | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、少しずつリークされていたホンダと日産の統合が実現したようですね。

 

日産は販売が激減して会社の存続さえ危ぶまれていたので、嬉しい助け舟ですね。

 

尤も、両者共倒れにならないことを祈ります。

 

そんな中、こんな表が出ていて驚きました。

 

 

何と、ヒョンデが世界第3位にランキングされているのです。

 

他のメーカーは大国ばかりですよ。

 

韓国の国内市場の規模から見て、なぜ?・・・って思いませんか?

 

ぼくがビジネスでアメリカと付き合い始めた頃は、ちょうど韓国車がアメリカに輸出され始めた時期でした。(40年くらい前かな?)

 

そのとき、TVでCMを流していたんですが、「ヒュンダイ」を「ホンダ」そっくりに発音していたこと、Hマークも紛らわしいものにしていたことが話題になりました。

 

笑い者にされたのは結構有名な話なんですが、その品質と性能の悪さですぐに販売不振に陥りました。

 

そんな記憶を持っているから、今のヒュンダイの順位を見てビックリしたわけです。

 

この躍進には、もちろん理由があります。

 

ヒョンデの成功は、品質の向上、価格競争力、革新技術、そして戦略的なグローバル展開の複合的な成果と言えます。

 

まさにその通りなのでしょうが、もっと別の理由が裏にあります。

 

韓国政府の政策が密接に関係しているのです。

 

現代グループは巨大な財閥です。

 

ヒョンデはその中の自動車部門です。

 

主に鉄鋼などの部材・部品で、垂直統合の強みを発揮できるのです。

 

財閥が政策について強い力を持っているのは当然です。

 

韓国政府による産業育成(輸出、産業保護、技術開発投資)が背後にあるのです。

 

そして、韓国独特の決定の速さがあります。(失敗もありますが。)

 

これは日本も見習わなければならないでしょう。

 

あと見逃されがちなのが、日本企業のバックアップです。

 

初期段階で彼らは三菱自動車と提携していました。

 

合法的にせよ、非合法的にせよ、多くのノウハウを日本から吸収したのです。

 

中国のやり口を踏襲しているってわけですね。

 

これは日本の脇の甘さ、お人よしぶりの問題であって、このことはずっと日本の課題であり続けるでしょう。

 

かといって、韓国製のクルマを買う気は起きませんが、日本が見習う点は多いと思いますよ。