偉人に飢えているのか | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、ソウルの安重根(アン・ジュングン) 記念館を訪れたことがあります。

 

建物の前には「金色の」彼の銅像が建っています。

 

 

展示内容は酷く偏っていて、露骨に彼を英雄視するものでした。

 

子供の時の彼を神童と崇め、それを示す細々したエピソードを紹介しています。

 

伊藤博文という一級の人物を、駅の柱に隠れピストルで暗殺したテロリストです。

 

テロリストか英雄かの判断は別にして、「韓国は偉人に飢えているのか?」と感じました。

 

・・・・・・・

 

そこで韓国で偉人とされる歴史的人物を調べてみました。


1. 世宗大王(セジョン大王)
ハングル(訓民正音)を創製したことで有名で、李氏朝鮮第4代国王です。
2. 申師任堂(シン・サイムダン)
儒教的な価値観を重視した人物で、優れた画家、書家、詩人としても知られています。
3. 李珥(イ・イ、号: 栗谷 ユルゴク)

儒学者。申師任堂の息子。
4. 李舜臣(イ・スンシン)

豊臣秀吉による侵攻(文禄・慶長の役)を防いだ海軍提督。

 

ここまでは紙幣の肖像になっています。


5.金九(キム・グ)

独立運動家で、大韓民国臨時政府の指導者。
6.安重根(アン・ジュングン) 

伊藤博文を暗殺した独立運動家。
7.洪吉童(ホン・ギルドン)

実在の人物ではなく、韓国文学の中のヒーロー。

 

もちろんこれ以外にも存在しますが、客観的に見て、ずいぶん少ないうえ偏っていると感じます。

特に「儒教的価値観」や「独立運動」の精神が強調されています。

 

その理由は何なのか?


1.独立国家としての短い歴史の中で、独立の占める比重が大きい。
2.儒教文化の影響で個人の功績を称賛するという伝統が弱い。
3.偉人の定義が狭く、儒教的道徳や国家的な視点が強い。

長期間にわたる外部支配(モンゴル、明・清、日本など)に反し短い独立国家の期間ゆえ、国民の団結を図ろうとするフィルターが強いといえるでしょう。

 

以上、歴史の視点での考察であって、偏見をあおるものではないことを断っておきます。

 

他国を理解するうえで歴史からアプローチすることは、有効だと信じています。