・・・・・・・っということで、いよいよウクライナにF16戦闘機が届き始めたようです。
中古ですが、傑作戦闘機と言っていいでしょう。
ロシアの戦闘機で比較対象になるのがMig29とSu27だそうです。
Mig29との比較図。
F16は単発のエンジンなので、双発のMig29よりちいさいですね。
スペックを見てみます。
やはりMig29の方が重くなりますが、上昇高度、最高速度、作戦半径に勝ります。
しかしF16は、各種武器の搭載重量がMig29の倍もあります。
F16が優っている最大の能力はレーダーです。
Mig29の倍以上の範囲をカバーできます。
細かいことを言えば、使えるミサイルの性能が高く、相手が気づく前に撃ち落とすことができます。
電子戦でもはるかに上回っています。
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ぼくが持っているロシアの戦闘機のイメージは「タイヤがデカい」です。
今でもそうなのか調べてみました。(調べられるのがスゴイ。)
• 主脚タイヤ(メインギア):
• MiG-29: 約81 x 28 cm
• F-16: 約61 x 20 cm
• 前脚タイヤ(ノーズギア):
• MiG-29: 約61 x 20 cm
• F-16: 約46 x 11 cm
やはりずいぶんデカいですね。(;^_^A
理由は設計思想の違いで、タイヤが大きいと未舗装の滑走路での離着陸が可能になり、機体の耐久性も向上し、タイヤ交換も少なくなりますが、その代償として重量増加が生じます。
ロシアの戦闘機は滑走路の状態が悪くても離発着できます。
総じてロシアの戦闘機は粗雑ですが丈夫で、F16をはじめ西側の戦闘機は「繊細」です。
このことが大きく勝敗を分けるんじゃないかと、ぼくは心配しているのです。
飛んでいる時の性能がいくら優れていても、飛行場を狙われたらひとたまりもありません。
F16の配備が始まり、ゼレンスキーは大喜びでしょうが、単に西側の援助の象徴に終わるかも知れません。
戦争の常識である「制空権を持った方が絶対的に有利」という戦術が、ウクライナ戦争で通用するのか見守りましょう。


