・・・・・・・っということで、フランスに続き(下院の解散)、イギリスも総選挙を実施するみたいですね。
大騒ぎしたブレグジットのその後はどうなのでしょうね?
成功だったの?失敗だったの?
ブレグジットを推進した保守党の風向きが悪いようですね。
原因は複雑でしょうが、ブレグジットの影響はかなりあるんじゃないかな?
はっきり言って、ブレグジット後のイギリス経済は悪くなっています。
1)経済成長の減速
2)貿易の支障(関税や規制の増加)
3)投資の減少(経済の不確実性)
4)労働市場の問題(移民による労働力不足)
5)インフレと物価上昇
尤も、コロナ禍の影響をまともに受けた時期ですから、運が悪かった面も大きいですが。
では、EUに加盟することのメリットとデメリットは何でしょう?
メリットを生む最大の要因は「スケールメリット」でしょう。
巨大なアメリカの経済力に対抗するためには、ヨーロッパの各国がバラバラであるより、まとまった方が強くなるのは自明のことです。
デメリットの要因は、国家としてのアイデンティティです。
要はプライドの問題ですね。
EUを維持するための参加費、移動の自由により不法移民の増加、EU構成国家間の経済力格差が挙げられます。
フランスの選挙実施もEUがきっかけです。
フランスのEU脱退なんて話も出ています。
ドイツも政権が弱体化しています。
そんな中、ウクライナのEU加盟についての協議が始まりました。
EUは壮大な実験だとぼくは見ています。
理想を現実化するためには並大抵の努力では足りません。
経済環境が安定することは日本にとっても不可欠な条件です。
ロシアがウクライナに侵略している今、EUは結束を乱す場合じゃないんですがね。(ーー゛)