・・・・・・・っということで、ひと足先に観ました。
アメリカでは大ヒットしたそうです。
いきなり地底国が出てきて、ゴジラとキングコングが喧嘩を始めます。
地底国はキングコングの悪い仲間が支配しています。
その悪役キングコングはゴジラの亜種を不思議な石で操っていて、何とその亜種は熱光線の代わりに冷凍光線を吐き出して相手を凍らせます。
どうやらゴジラも含め、怪獣たちはこの地帝国から供給されるようです。
この辺は【パシフィック・リム】が宇宙のワームホールから怪獣が供給されるのと似ています。
ゴジラとコングは宿敵なのですが、なぜか最後は仲良くなります。
ゴジラは日本のヒーロー、コングはアメリカのヒーロー。
勝敗をつけちゃいけないのは暗黙の了解です。
小猿(キングコングの子供版)が出てきて、コングを助けます。
聾唖の少女が前作から3年後に成長して出演しています。
モスラも出ます。
キングギドラも出ます。
こうやって書くと、サッパリ分からないでしょう?
分からないので、前作【ゴジラvsコング】も観てみました。
ストーリーのぶっ飛びさ加減は、甲乙つけられません。
よくもまあ、こんなぶっ飛んだストーリーを思いつくものだと感心してしまいます。
アメリカ人のアイデアの豊富さと、それを可視化させてしまう資金力には驚かされます。
こちらには、何とメカゴジラが登場するのですよ。
こちらも予想を超える大ヒットを記録したそうです。
アメリカのアイデアの豊富さを誉めたばかりですが、オリジナルは日本なんですよね。
ぶっ飛び加減はアメリカに軍配が上がりますが、アイデアの豊富さでは日本は負けていません。
ただ制作費が少ないだけです。
ですから、日本版は予算が足りない分を「なにわ節」で補おうとします。
なにわ節とは、人情や感情移入を過剰に加味するという意味です。
その点で、このアメリカ版ゴジラでは、人間の物語が限りなく薄味です。
理由はともあれ、日米の巨大怪獣が画面いっぱいに暴れ回ることによるカタルシスを求めるのがアメリカ人なのです。
ゴジラが核実験によって生まれたなんて、これっぽっちも興味がない。
それに対して、日本が【ゴジラ1.0】を制作して、これが評判になっているらしいのです。
どんな出来栄えか、こちらも観てみたいですね。(^^)/
★★★★☆