・・・・・・・っということで、ポンペイを訪れて気にかかることがありました。
それは「下水」です。
上水道はローマ人にとってはお手のもので、水道橋の存在は有名ですよね。
山からはるばる水を傾斜を利用して、都市まで運んだのです。
当然貯水槽を設けて、各戸に配水する量をコントロールしていたのです。
下水道の方も抜かりなく、ローマでは現在でも一部機能しているそうです。
しかし、ポンペイを訪れて注意深く見たのですが、下水が見当たらないのです。
これが不思議で不思議で、後の宿題にしていました。
・・・っで、調べました。
専門家が考察した論文がありました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/77/671/77_671_165/_pdf
それによると、
だそうです。
観光客が歩くあの道は下水道を兼ねていたのです。
これはぼくが考えた通りでした。
車道(?)の両脇に一段高くなった「歩道」があるからです。
さらに車道を横断するために「横断歩道」用の飛び石が設けてあるのです。
明らかに足を濡らさず(汚さず)に、渡るためです。
両側の家から道路に汚水を捨てていたのです。
もちろん論文にあるように、道路に常に水を流していたのです。
ぼくは、川のように流すだけの水量は確保できず、奴隷を使って箒などで作業させていたと思います。
そうでなければ臭くてたまらないですから。
そういう前提でポンペイの街を見たとき、ずいぶん変わった風景になるはずですよ。
我ながらいい着眼でした。(^^)/
ちなみに昨日見たエルコラーノ遺跡には、横断歩道はありませんでした。
ひょっとすると、水は流していなかったのかな?
海に面していたから、下水の暗渠が備わっているのかも知れません。


