・・・・・・・っということで、ぼくが移動する日は必ずトラブルが襲ってきます。(ーー゛)
ホテルを出た途端、強風が吹き荒れ、大雨が打ちつけてきました。
バスの発車時刻が迫っているので、バスセンターまで歩くしかありません。
着くまでにびしょ濡れ。
バスに乗る時もスッタモンダがありましたが、些細なことですので省略。
CTMは流石にしっかりしています。
15分遅れの発車でしたが。
モロッコは思いがけず農地が多く、豊かな国なんだと知りました。↓
天気はむちゃくちゃ悪かったけど、いい風景。
途中、警察の車内立ち入りがあったりして、特にラマダン中の警戒が強いと感じました。
多少遅れはあったものの、バスはフェズのバスセンターに着きました。
この時点で、2時半。
さて、予想されていたことですが、モロッコには裏口から入国したので、SIMが買えないままです。
・・・ということは、モロッコでスマフォが使えないってこと。
Googleマップのオフライン機能を使って、地図データだけはダウンロードしてありますが、ネットが使えないのは致命的。
ホテル(今回もアパートですが)までは地図で行けますが、入室する手段がまだ届かないままホテルを出てしまいました。
アパートは快適なのですが、レセプションがないので、素人(?)にはハードルが高い選択です。
ホテルに行く前に、なんとかSIMを購入しなくちゃならない。
そこに、タクシーの客引きが来たので、ダメ元でSIMを売っている店を教えてくれと聞きました。
すると、オレについてこいと店まで連れて行ってくれました。
途中でオレには日本人の友達がたくさんいるんだと、よくある口上を捲し立てる。
どう見ても、食料品中心の小さな雑貨屋なのに、現地の人たちはこういう店で買うようなのです。
携帯電話を取り扱っている店だとばかり思っていました。
こりゃ、旅行者には絶対見つかりませんよね。
1週間使えるデータ通信だけのSIMをといったら、7GB使えて100ディルハム(1,500円)だという。
高いか安いかわからないけど、日本よりずっと安いはず。
店主は慣れた手つきで、セッティングしてくれました。
いろんな操作があって、自分でセットするのは絶対不可能だとわかりました。
↓店のオヤジです。
アパートまでは歩けるのですが(その距離で予約したのだから)、せっかく世話になったのだから、タクシーに乗せてもらおうと思ったのですが、本人はドライバーじゃないという。
ならば、歩いて行くワとなった。
客引きはたまらず、チップチップという。
財布にあったのは5ディルハムコインが2枚だけ。
150円とは可哀想だったが、日本人は友達と言った手前、もう少し出せとは言わなかった。
さて、アパートの前まで来たけど、建物が分からない。
暇そうに座っていた兄ちゃんにこのアパート知らないかと聞くと、一緒になって探してくれた。
見当がついたので握手して別れた。
ところが、玄関の表示板の中に、目指すアパート名がない。
オーナーに電話したら、今すぐに行くと言われたが、5分待っても10分待っても現れない。
今度は、隣のRamadaホテルのドアマンに、もう一度聞いたら、また一緒に探してくれたが、その住所で間違いないという。
最初に聞いた兄ちゃんが心配して、また声をかけてくれた。
オーナーとは電話で話したから、待っているところだと答えた。
痺れを切らしてまたオーナーに電話したら、5分で行くという。
どうやらオーナーはアパートに住んでおらず、ずいぶん遠いところからやってくるようだ。
結局鍵を受け取って入室できましたが、アパート貸しのアルアルでした。
イスラム系の人たちは、こういう場面ではものすごく親切です。
今回の旅では、ずいぶん助けられました。
ムスリムは、徳を積めば天国でいい暮らしができると信じていますから。
まあ、そんな苦労はしょっちゅうですが、部屋はいいでしょう?
ホテルの狭い部屋とは段違い。
しかも、ずっと安いと来ている。
Airbnbと同じ形式ですが、Booking.comの評価で「素晴らしい」「最高」の口コミだけに絞れば、良い宿に当たる確率が高いです。(^^)/
残念ながら、洗濯機は備わっていません。
部屋に入ってスマフォのセッティングで一苦労。
なぜなら、表示が全部アラビア語なのです。
右から左に書かれている。(;^_^A
設定で言語表示を出せばいいことは分かりきっているのですが、アラビア語だから見つからない。
ホントーに困り果てました。
1時間くらいアチコチクリックしたけどダメ。
問題は、SIMをモロッコに変えたから生じたのだから、NTTのSIMに一度戻してみました。
すると、見事言語を切り替えることができ、モロッコSIMに戻してもちゃんと日本語表示になりました。
そんなこんなで、時間を浪費してしまい、フェズの旧市街を散歩する時間がなくなってしまいました。
それでも、サワリだけは見ようとホテルを出て歩き始めました。
つづく。