・・・・・・・っということで、教会や図書館でも入場料を取るのは如何なものか。
それもベラボーに高い。
まあ観光客に来てほしくないのだろう。
それでも来るのだからいい商売である。
それに比べたらこのアイルランド国立美術館を見習いなさい。
タダですよ、タダ!
国家というものはこういう懐の深さを見せつけなきゃイカんですよ。
大英博物館もそうですが、人類共通の財産はタダで見せるべきです。
どこかの国の博物館がお金に困ってクラウドファンディングを募ったら、5億円も集まって随喜の涙を流したなんて、恥ずかしくて言えませんよ。
外国人が鑑賞しようとも、国民の税金で維持した方が格好イイ。
入った途端、これですよ。
目を疑って作者の名前を二度見してしまいましたよ。
カラヴァッジョですよ!
「キリストの捕縛」です。
マルタ島で初対面でき、こんな短い間にまた会えるとは。(^^)/
それも鼻息がかかるくらいの間近で。
アイルランド人はエライ。👏

カラヴァッジョの絵は人の心を見透かすかのような印象を与えます。
キリストがローマ兵に肩を掴まれ、自分の命運が尽きたと悟っています。
弟子のペテロだろうか、キリストと指を絡ませます。
その場を目撃したかのような臨場感。
やっぱ、ただものじゃないな。
誰かの絵と似ていると思ったら、エル・グレコですよね。