・・・・・・・っということで、「専業主婦」の出現は最近のことじゃないか?と思ってしらべると・・・。
やっぱり、19世紀の産業革命からでした。
日本はどうだったかというと、1950年からです。
それまでは女性は家庭の雑用だけをしていたわけではないのです。
子育てをしながらも、外で働くのは当たり前の社会だったのです。
社会様式が大きく変わったのは、資本主義のせいです。
労働力と交換に、一定の給料を受け取る構造となったのです。
男は外で一定時間企業に拘束され、女性は家庭で家事をする。
それまで男女は労働という概念上では差異はなかったのに、別々になったことで働くのは男性という認識が生まれてしまった。
専業主婦を産んだのは、資本主義だったのです。
1日自由をもらえたら何をしたい?
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この考えに拍車をかけたのが、アメリカのホームドラマです。
「うちのママは世界一」とか、「パパはなんでも知っている」というドラマ知りませんよね。
あの中に出てくる主婦は典型的な専業主婦たちです。
最新式の家電製品に囲まれて、優雅に生活している。
クルマに乗って買い物に行ったり、友人たちとおしゃべりをしている。
これこそがアメリカンドリームで、女性のあるべき姿だと、TVを通して世界中に刷り込んだ。
最近になって、そういう生活が送れない女性の不満。
そういう生活様式に疑問を持つ女性の不満。
そういう女性の不満を理解しない男性社会への不満。
専業主婦という言葉はつい最近生まれたのです。
その言葉によって、世界が大きく影響を受ける。
言葉ってそういう力があるのです。
歴史といっちゃ大袈裟ですが、ちょっと成り立ちを調べれば色々と気付かされる。
ちょっと家事を休んで、主婦のことを考えてみたらどうでしょう?