・・・・・・・っということで、ぼくらが結婚した39年前は、電話といえば一家に一台の黒電話でした。
携帯できる電話なんて、SFの世界のものでした。
カミさんと付き合い始めた頃は、お互いに家族には内緒でした。
ですから電話をかけるときは偽名を使っていました。
そのころカミさんはテニスクラブに入会していたので、テニス仲間からかかってきた風を装って、「グリーンエイト（クラブの名前）のヤマダです」が合言葉でした。
なにしろオババ（義母）は疑り深い人でしたから。
つい長電話しちゃう相手は？
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長電話したよなぁ〜。
一体何を話すことがあったのだろう？
いまじゃ会話なんか滅多にないのに。
