・・・・・・・っということで、この手の映画は見るつもりはないのですが、ベニチオ・デル・トロ主演で彼と【ボーダーライン】で共演していたエミリー・ブラントが再タッグ。
それにアンソニー・ホプキンス、ジェラルディン・チャップリン、マックス・フォン・シドー、ヒューゴ・ウィーヴィングが出演となれば見ない訳にはいかないでしょう。
謂わゆる「狼男」物ですが、ストーリーはいたってオーソドックス。
満月になると狼男に変身して村人を殺しまくる。
主人公はかつて精神病院に隔離されていたという経歴を持つけど、背景が全く描かれていない。
銀細工のオオカミの頭を持つ杖がいわくありげに出てくるけれど、全く説明なし。
マックス・フォン・シドーも全く顔を見せない。
どうやらAmazon Prime版は相当カットしているらしい。
しかし、全体の映画の造りからすると、ノーカット版でも駄作の部類であることは容易に想像できる。
そう、駄作ですね。
狼男とヒロインの恋愛感情を描くけれど、陳腐。
唯一の見どころが狼に変身するシーンとは、お粗末。
可愛かったジェラルディン・チャップリンが老いていたのにはショック。
もう78歳だもんね・・・と作品とは全く関係ないところで、感慨に耽ってしまう。
そんな映画でした。
★★☆☆☆

