今日はシルクロードの日 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ネーミングの勝利ですね。

 

名前から受けるイメージはシルクを運ぶために作られた街道ですが、実際は普通の「

生活道路」をつなげただけの交易道です。

 

オアシスとオアシス、村と村、都市と都市の間には必ず道があって当然じゃないですか。

 

アジアの国で行ってみたいのは?

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地図を思い浮かべれば分かるのですが、中国って「孤立」しているんです。
 
中国の文明は群を抜いた高さですが、孤立しているんです。
 
東は太平洋。
 
北はゴビ砂漠。(怖い騎馬牧民のテリトリーです。)
 
南には目ぼしい文明国はありません。(交易する相手という意味で。)
 
進んだ文明圏があるのは遠く離れた欧州のみ。
 
必然的に貿易関係を求め合う。
 
ルートは3つ。
 
北のステップ(平原)。
 
真ん中の砂漠や山岳地帯。(いわゆるシルクロード)
 
そして海路です。
 
本来ならステップを通るのがスジです。
 
モンゴルがヨーロッパを侵略したのは、障害のない平原を高速で移動できるからです。
 
シルクロードという名前から連想されるように、貿易のメインは東から西への流れなんです。
 
中国の物品の方がヨーロッパよりずっと価値があったんです。
 
逆にヨーロッパなんて売るものがない。
 
後の時代のお茶や香辛料も同じです。
 
ヨーロッパ人は航海術に長けていたから、シルクロードより海路をメインに使った。
 
その方が手っ取り早いし、中間に存在するアラブやインド人に払うマージンが省略できる。
 
貿易代金の支払いは金銀で行われる。
 
それじゃたまらんということで、中国をアヘン漬けにしたのでしょう?
 
後にシルクロード諸国は軍事力によって植民地化された。
 
インドはその代表例で、ここを抑えれば海の貿易ルートを確保できるのです。
 
そして現代。
 
一方的に西から東に向かっていた流れを変えようと躍起になっている中国。
 
掲げた政策が「一帯一路」。
 
否応なしにシルクロードをイメージさせます。
 
しかしその正体は貿易じゃありません。
 
「覇権」なのです。
 
孤立した中国がなりふり構わず覇権を主張しているのです。
 
・・・・・・・
 
サマルカンドに行ってみたいです。