NHK【密着 自衛隊“ミサイル防衛のリアル”】 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、NHKスペシャルで3月5日にBS1で放送された番組です。

 

ぼくの親父は航空自衛隊でしたが、対空ミサイルの専門家でした。

 

アメリカに何度も訓練に行ったのですが、パイロットからオマエは敵だと言われたそうです。

 

なぜかというと、アメリカ軍は対空ミサイルを運用するのは陸軍だからです。

 

外国では、ほとんどが陸軍じゃないでしょうか。

 

実は、自衛隊はナイキ(対空ミサイル)を導入する当初、陸上自衛隊が運用する予定でした。

 

 

ある日、親父が陸上自衛隊の制服を着て出勤するのを見てビックリしたものです。

 

航空自衛隊に決まったのは、高高度レーダーの運用は航空自衛隊だからです。

 

中、低空から侵入する敵機にはホーク(これも対空ミサイル)で陸上自衛隊が運用することになりました。

 

素人ながら、この辺の連携は上手くいくのか心配です。

 

 

皆さんが聞いたことがある「パトリオット(ペイトリオット)ミサイル」は高高度用で、航空自衛隊が運用しています。

 

 

・・・・・・・

 

番組に出てきたニューメキシコのマクレガー射場の名前は、父からよく聞いていました。

 

他に、同じ州のホワイトサンズミサイル実験場は父が何度も行って、ミサイルをぶっ放した場所です。

 

番組の中で、自衛隊が虎の子の1発1億円のミサイルを発射するシーンを見ていて、父も同じ気持ちだったんだろうなぁと、今頃になって分かりました。

 

・・・・・・・

 

この番組で心に残った言葉:

 

1)日本は島国だから侵略されないと同時に、侵略された時に逃げていく場所がないということ。

 

国民を巻き込んで戦争しなければならない自衛隊の任務の難しさ。

 

2)相手のハードによる攻撃に対し、ハードだけで対抗する考えとは別に、ソフトによる対抗手段を考えるべき。

 

電波によるジャミングや、GPSの信号を誤送信させる。

 

情報戦争で勝つなど。

 

3)戦争ではリーダーシップが一番の問題になる。

 

しかし、日本の政治家たちには全くと言っていいほどこの訓練ができていない。

 

色々と考えさせるいい番組でした。