民主主義の限界 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、民主主義とは何だろう?・・・と考える。

 

文字通り、主権は民衆にあるという考えに基づく政体です。

 

人類が、限りない失敗を通してたどり着いた民主主義。

 

しかし、ぼくには民主主義がよくわからない。

 

民衆の意見を反映するために、「選挙」を通して国を指導する人たち(=政治家)を選ぶんですよね。

 

その政治家たちが「民意」に基づいて政治をするんですよね。

 

理屈としては、その通りで「合理的」なシステムです。

 

・・・・・・・

 

でも日本の民主種主義を見ていると、「民意」に基づいて国家が運営されれいるとはとても信じられないのです。

 

総理大臣になるためには、国会議員にならなければならない。

 

これは個人が直接選挙で選ばれると言って差し支えないでしょう。

 

もう一つは、政党で選ばれる。

 

自民党の人気が高いから、いま自民党政権なのですね。

 

これも分かる。

 

しかし、国のリーダーとしての総理大臣は、最大与党である自民党の中で選ばれる。

 

国民→議員→自民党→岸田文雄で理屈は通っている。

 

だから、岸田文雄は民意の代表者で間違いないだろう。

 

ウン、分かる。

 

・・・と言わざるを得ないではないか。

 

ぼくが言いたいのはそういう単純なことではないのです。

 

問題は、国民の誰もがそう信じていないことなのです。

 

岸田文雄は理想的なリーダーではない。

 

しかし、彼を選ぶ手続きは民主的である。

 

だから、彼で我慢しよう。

 

・・・じゃないですか?

 

民主主義のいけないことは、コレなんです。

 

いや、いけないことはこれじゃないんです。

 

選挙でリーダーを選ぶ限り、100%国民が納得する人物を選ぶことは不可能です。

 

ぼくが問題とするのは、選ばれたリーダーが自分が選ばれる過程で、国民全体から100%支持されていないことを知っていることなのです。

 

国のリーダーとして信託する側も、リーダーとして信託を受ける側も、心のどこかに民主主義の制度を100%信じていないのです。

 

特に、日本の総理大臣はその「後ろめたさ」を出しすぎるのです。

 

それが問題なのです。

 

・・・えっ?分かんない?

 

ですよね。(;^_^A