・・・・・・・っということで、民主主義とは何だろう?・・・と考える。
文字通り、主権は民衆にあるという考えに基づく政体です。
人類が、限りない失敗を通してたどり着いた民主主義。
しかし、ぼくには民主主義がよくわからない。
民衆の意見を反映するために、「選挙」を通して国を指導する人たち(=政治家)を選ぶんですよね。
その政治家たちが「民意」に基づいて政治をするんですよね。
理屈としては、その通りで「合理的」なシステムです。
・・・・・・・
でも日本の民主種主義を見ていると、「民意」に基づいて国家が運営されれいるとはとても信じられないのです。
総理大臣になるためには、国会議員にならなければならない。
これは個人が直接選挙で選ばれると言って差し支えないでしょう。
もう一つは、政党で選ばれる。
自民党の人気が高いから、いま自民党政権なのですね。
これも分かる。
しかし、国のリーダーとしての総理大臣は、最大与党である自民党の中で選ばれる。
国民→議員→自民党→岸田文雄で理屈は通っている。
だから、岸田文雄は民意の代表者で間違いないだろう。
ウン、分かる。
・・・と言わざるを得ないではないか。
ぼくが言いたいのはそういう単純なことではないのです。
問題は、国民の誰もがそう信じていないことなのです。
岸田文雄は理想的なリーダーではない。
しかし、彼を選ぶ手続きは民主的である。
だから、彼で我慢しよう。
・・・じゃないですか?
民主主義のいけないことは、コレなんです。
いや、いけないことはこれじゃないんです。
選挙でリーダーを選ぶ限り、100%国民が納得する人物を選ぶことは不可能です。
ぼくが問題とするのは、選ばれたリーダーが自分が選ばれる過程で、国民全体から100%支持されていないことを知っていることなのです。
国のリーダーとして信託する側も、リーダーとして信託を受ける側も、心のどこかに民主主義の制度を100%信じていないのです。
特に、日本の総理大臣はその「後ろめたさ」を出しすぎるのです。
それが問題なのです。
・・・えっ?分かんない?
ですよね。(;^_^A