・・・・・・・っということで、最近よく考えること。
それは、人類は「平和」を欲しているのだろうか?・・・です。
平和がいいに決まっているので、そんな考えは論外なんでしょうか。
平和がいいに決まっているなら、何で平和な世界がいつまで経っても訪れないのでしょうか?
ぼくは、それは「平和は退屈」だからじゃないかと疑っているのです。
要するに人間は平和を求めると同時に、「エキサイティング」な世界を求めているからではないでしょうか。
ローマ時代に訪れた「パクスロマーナ(ローマによる平和)」に、「パンとサーカス」という言葉が生まれました。
民衆には食糧と娯楽を与えておけば、統治することができる・・・ってな意味だと思いますが、そんな平和で民衆は満足したのでしょうか?
アウグストゥスの紀元前27年からマルクス・アウレリウスの180年とされていますから、207年間ですね。
日本の場合、江戸という265年にわたる平和な時代が続きました。
これ以外の長期の平和な時代を知りませんが、平和というものはせいぜい300年くらいしか続かないことになります。
もちろん外的要因によって、平和は断絶させられることが多いのですが、内的要因によっても平和は維持できないのではないでしょうか。
平和は退屈→人間は堕落する→エキサイティングなことを求める→その最たるものである戦争→
と循環する運命から、人類は抜け出せない宿命を背負っているのではないでしょうか。
戦後77年、日本人はエキサイティングなことを望んでいるのかもしれませんよ。^m^