・・・・・・・っということで、今日の円ドルの為替レートは1ドル = 142.68円なんだそうです。
確か、ウクライナ侵攻が始まる前は、115円くらいでしたよね。
アバウト20%、円の価値が下がった計算です。
20%ですよ。
黙っていても、海外から買うとき2割値段が上がったことになります。
さらに、海外はインフレで物の値段が上がっていますから、実質的な値上がりはそれ以上です。
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円高になれば、輸出産業が儲かると言われていましたが、今の日本製品はそれほど売れない。
国内の工場を縮小して海外に持っていったから、円安メリットは昔ほどではないのです。
早い話、日本の競争力が弱くなったということです。
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昔は「有事の円買い」と言われていました。
不安定なドルを持っているより、安定している円に一時避難するのがその理由です。
なのに、ウクライナ侵攻が始まってから円の価値は下がる一方。
なぜか?
それは、日本がゼロ金利(マイナス金利)政策をとっているからです。
アメリカはインフレを抑えるために、金利を上げました。
金利の低い円を持っているより、高いドルを持っている方が得なのです。
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これ以外の円安の大きな理由は、以前も書きましたが、日本政府の無策です。
ゼロ金利という切り札を切ってしまった以上、他になす術がないことが世界中に知れ渡ってしまったのです。
黒田総裁が椅子に座り続ける限り、日本は無策の国だとバレてしまったのです。
経済大国の化けの皮が剥がれてしまったのです。
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素人のぼくが思いつくのはこの程度です。
ウクライナと円安の関係を調べようとネットを漁りましたが、専門家の言っていることとあまり変わりません。
たぶんですが、円安=日本安だと思うのです。
経済力だけでなく、日本の価値そのものが下落したのです。
日本人の知らない間に。
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ぼくがいちばん懸念していることは、コロナの入国制限が撤廃された途端、インバウンド需要が爆発的に拡大することです。
コロナ前でさえあれほど中国人が席巻していたのですから、20%以上も物価が安くなった日本に押し寄せてくるでしょう。
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知らなかったのですが、カミさんは相当額のドル建て預金を持っているようなのです。
いつのタイミングで売ろうかと気を揉んでいます。
結局カミさんが勝ち組なのかもね。(;^_^A