・・・・・・・っということで、鎌倉時代というのは、ものすごく血生臭い時代だったことはご存知ですよね。
頼朝は弟の義経を殺してしまうし、有力者の上総権介広常を殺します。
頼朝以降も、恩人の梶原景時、育ての親だった比企一族は皆殺し、このあと、畠山も、和田も殺され、2代将軍の頼家も殺されます。
ずっと後には、三浦一族も滅亡させられます。
あれっ?北条一族以外、登場人物は抹殺されちゃうじゃん。
ご存知の通り、北条そのものも悲劇的な最後を遂げるのです。
・・・・・・・
力に頼る坂東武者たちが政権を持ったのですから、剥き出しの欲望をぶつけ合うのは仕方ない面もありますが、それにしても武装した野蛮人ほど怖いものはないですね。(;^_^A
京都から見れば、「鎌倉は怖い所」と見えたことでしょう。
彼らの行動原理を表す言葉に、「マキャヴェリズム」がぴったりじゃないでしょうか。
マキャヴェリズムとは、「結果として国家の利益となるなら、どんな非道徳的な手段であっても許される」という考え方です。
これはなかなか理解が難しく、誤解されやすい主義ですが、徹底的に「リアリスト」を貫いていったら、必然的にこの結論に至るのです。
同時に彼は言っています、「悪を為すなら徹底的に、かつ短期間に」と。
NHKドラマの通り、女性も子供も殺されています。
まさしく、「根絶やし」です。
歴史を知らない人が見たら、気分害されると思います。
三谷幸喜は、だからこそマンガチックに描いているのでしょう。
しかし、北条の人物たちをマキャヴェリストだと理解するのは間違っています。
何故なら、国家のためではなく、一族の利益のために残虐行為を行なっているからです。
あの時代において、確固たる国家ヴィジョンを持って彼らが行動したとは思えないのです。
一族の利益=国家の利益と信じていたでしょうが、それは思い上がりでしかありません。
何となく、マキャヴェリズムを解っていただけたでしょうか。
端的な例として、ロシアがウクライナを侵攻して残虐な行為をするのはマキャヴェリズムではありません。
単にプーチン個人の利益のために悪を為し、しかも長期間止まることを知らずに行われているからです。
