停戦の時期は? | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、TVで宇露戦争の停戦の可能性について放送していました。

 

「話せば分かる」は、お互いが話しても分かろうとしない状態では、現実的な考えではないと前回書きました。

 

 

そろそろ話し合いで解決しようかと思うのは、戦いに倦んだときです。

 

では、ウクライナとロシア、どっちが先に戦争に倦むのでしょう?

 

ぼくは、ロシア人というのは倦むことを知らない民族だと思っています。

 

今回の戦争でロシア軍の戦死者数は1万5千人(CIA推定)から4万人(ウクライナ推定)となっていて、正確な数は不明です。

 

中には7〜8万人という推計もあります。(米国防省)

 

しかし、スターリングラード包囲戦だけで、ソ連は120万人の犠牲者を出しているのです。

 

それでも一向に戦争を止めようとしなかった。

 

ロシアってそういう国なのです。

 

ウクライナで例え10万人死のうが、屁とも思わない国なのです。

 

どちらが先に倦むかというと、間違いなくウクライナの方なのです。

 

日本とロシアが戦った日露戦争。

 

ロシアが停戦協議に応じたのは、足元で社会主義革命(ロシア革命)が起きたからです。

 

それがなければ、ロシア(帝政ロシア)はシベリア鉄道で、何万人であろうが兵士を送り続けたことでしょう。

 

もう一つ参考になるのが、ソ連のアフガン侵攻です。

 

あの時のソ連側の戦死者は、9,500人くらいです。

 

大方の分析では、ソ連が戦争に倦んだからだと思われています。

 

「ロシア兵士の母の委員会連合」が圧力を加えたからだなんて言われています。

 

しかし、ソ連がアフガニスタンから撤退したのは1989年です。

 

1989年といえばベルリンの壁が崩壊した年です。

 

ゴルバチョフが辞任したのが1991年です。

 

アフガンから撤退したのは、足元がグラついていたからだとぼくは理解しています。

 

・・・・・・・

 

では、宇露戦争はどういう形で終結するのか?

 

この戦争はプーチン個人が始めた戦争です。

 

プーチンの足元がぐらつかない限り、ロシアは停戦交渉のテーブルには着かないはずです。

 

もし着いたなら、それは単なる時間稼ぎです。

 

歴史は、そう教えています。

 

 

(p.s.)

そうそう、お昼の番組だから仕方ないけれど、コメンテーターも評論家も、「分かりませんねぇ〜」で済ますのか?いくら素人でもこのくらいのことは言えよな。