電気自動車の泣き所はやはり充電スタンド | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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・・・・・・・っということで、世の中は電気自動車に舵を切っているようです。

 

テスラの所有者と話したことがありますが、ベタ褒めでした。

 

電池で走る電気自動車(以下BEV)の泣き所はやはり充電スタンドです。

 

いくら400km以上の航続距離(実際は300km程度)を謳っていても、充電しながらの長距離走行には向いていません。

 

最近は多くの充電スタンドを見かけますが、ほとんどが出力40~50kW程度の充電器です。

 

しかも、満車を避けるために30分の充電時間と制限がかかっています。

 

大体一回の充電で100km走れる距離です。

 

ほぼガス欠の状態まで走って充電スタンドに辿り着き、30分待って走行再開しても、100kmしか走れないのです。

 

例えば時速100km /hで走ったとしたら1時間後にはまた充電。

 

それを尺取り虫のように繰り返さなければならないのです。

 

・・・ということは、1時間半で100kmですから、実質67km /hで走ったと同じなのです。

 

充電にかかる時間が30分といっても手間の時間がかかりますから、せいぜい60km/hでの走行と同じでしょう。

 

高速道路を60km /hで走る人いますか?

 

要するに、BEVは長距離には向かないのです。

 

一時間毎に30分休憩することが耐えられない、せっかちな人向きではないのです。

 

・・・・・・・

 

ところが、航続距離がカタログ値180kmのサクラ(軽自動車)が飛ぶように売れているそうです。

 

夜間充電で、朝になれば常に満タン(フル充電)状態。

 

毎日の半径が50kmくらいの行動半径の人には十分なのです。

 

そう、BEVは通勤やお買い物としてのセカンドカーに向いているのです。

 

そう割り切れる人向けなのです。

 

さらに、ガソリンスタンドや水素スタンドまで満タンにしに行く厄介さがゼロです。

 

・・・・・・・

 

これからはBEVが主流で、ガソリン車は淘汰されると信じさせられそうですが、あくまで近距離用途に限られ、ガソリン車(ハイブリッド車)と区別して認識すべきなのです。