宗教の観点からのウクライナ侵略戦争(その2) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、プーチンによるウクライナ侵略は、政治的な意図に基づいているのは間違いありません。

 

いっぽう、見落とされがちですが、宗教的な野心に基づく侵略の側面もあるのです。

 

ロシアはロシア正教が国教のように見られますが、正式にはその地位を得ていません。

 

ロシアにはキリスト教、イスラム教、仏教徒も多数いるので、それらに対する政治的な配慮からです。

 

正教とはビザンチン帝国(東ローマ帝国)が発祥です。

 

ロシア正教会は、16世紀末に独立正教会として正教会内で認められました。

 

ロシア正教会にとって(ロシアにとっても)不幸だったのは、ソビエト連邦の成立でした。

 

ソビエト連邦は「無神論」です。

 

ロシア正教会も含め、ロシア国内の宗教団体は苛烈な弾圧を受けました。

 

ぼくは、ソ連時代の無神論がロシア人の野蛮な行為の原動力となっていると睨んでいます。

 

良かれ悪しかれ、宗教は人々の道徳観(価値観)の基礎を成すものです。

 

ロシア軍の残虐行為は、そのタガが外れているとしか説明できません。

 

・・・・・・・

 

宗教弾圧を続けていたソ連崩壊によって、ロシア正教が復活を遂げました。

 

そして、いまロシア正教会は約9000万人と、正教界ではぶっちぎりの信徒数を誇っています。(2位はルーマニア正教会の1900万人。)

 

そこがロシア人の宿痾というか、ロシア正教会は力を背景に正教会の支配を目論みます。

 

2018年、ウクライナ正教会のロシア正教会からの独立をめぐって決裂します。

 

それをきっかけに、ロシア正教会はコンスタンチノープル総主教庁と断絶します。

 

尤も、コンスタンチノープル総主教庁はバチカンのような力は持っていません。

 

今回のウクライナ侵略戦争が始まったとき、ロシア正教会はプーチンの決定を支持します。

 

そのため、アムステルダムでもゴタゴタを起こし、正教会内で分裂が起きています。

 

・・・・・・・

 

モスクワ総主教はキリル一世です。

 

驚くなかれ、彼はKGBのエージェントといわれています。びっくり

 

プーチンと同類の人物ですね。

 

彼は聖職者として相応しくない、贅沢三昧の生活を送っているようです。

 

ウクライナ侵略戦争はプーチンばかりが注目されますが、実際のところプーチンとキリルの二人三脚による共同作戦と分析できるのです。

 

宗教問題となるとタブー視されるのか、マスコミでは何故かこの視点で取り上げられていないですね。

 

政治と宗教が結託した国家がいかに厄介なものか、説明の余地はないでしょう。

 

政教分離という歴史からの教訓は、どうして生かされないのでしょうか。

 

・・・おわり。