映画【ジョナサン -ふたつの顔の男-】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、SFは突拍子のない設定なのに、細部が丁寧に描かれているのがいい作品だと信じています。

 

この映画は、そのディーテイルがよく描かれていて、優れたSFです。

 

 

ジキルとハイドをはじめ二重人格者を扱った映画はありますが、この作品のユニークなところは同じ体を12時間づつシェアーすること。

 

7時から19時までのジョナサンと、19時から7時までのジョンが時間通りに交換するという設定。

 

4時間づつ睡眠をとりますから、健康は保たれます。(この辺の細部に抜かりはありません。)

 

映画のほとんどはジョナサンの視点で描かれます。

 

その日の出来事を、洗いざらいビデオに残して、別の人格の時にバレないように辻褄を合わせます。

 

・・・っということは、ウソは絶対禁止です。

 

性格は真逆で、ジョナサンは努力家で優秀で真面目人間。

 

ジョンは奔放で、人付き合いが良いのですが、だらしない面があります。

 

・・・・・・・

 

この巧妙な設定ができた時点で、成功間違いなし。(^^)/

 

予想どおり、ジョンは内緒で彼女を作ってしまいます。

 

ジョナサンはそれに気づき、女性を突き止めます。

 

えらく美人であるところがミソ。

 

その後の展開は、だいたい予想がつくでしょう。

 

予想通り、自殺騒動に展開していきます。

 

・・・・・・・

 

ほぼ一人舞台でアンセル・エルゴートが演じます。

 

あのベイビー・ドライバーの主役です。

 

ウエストサイド・ストーリーでは、ちょっとミスキャストと感じましたが。(^^ゞ

 

なにか、暗い影を持った青年のような雰囲気があり、ここでは適役と言えるでしょう。

 

難しい役をとても上手く演じています。

 

見ていて波長が合わない人もいるでしょうが、ぼく好みの映画です。

 

★★★★★