・・・・・・・っということで、またつまらない映画を見てしまった。
死刑宣告された殺人犯の背景を幼少の時から描いていきます。
女性犯罪心理学者が、死刑再考の可能性を残して、インタビューします。
結局何なんだ!・・・という印象。
死刑制度に対する反対論か?
彼の犯罪経緯を丁寧に描くことによって、同情の余地が生まれる。
映画の立場は死刑反対論なのに、明確に描くことを避けている。
まるで死刑制度が、政治の道具に利用されているんだと言わんばかり。
しかし、いくら同情の余地があると言っても、彼の選択肢が相手を殺すこと以外にないのか?・・・との問いには答えられていない。
女性心理学者や愛人の描き方も中途半端。
こういう難しいテーマを描く時は、明確な主張を確立して、腹を据えて描かなければ観客に伝わらない。
★☆☆☆☆