エンタープライズについて | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、エンタープライズ(Enterprise)について。

 

意味としては、「冒険」「企業」「事業」をいいます。

 

もう一つ大事な意味があり、それは「〔人の〕進取の気質」です。

 

スタートレックのエンタープライズ号はこちらの意味ですね。

 

他にもエンタープライズという航空母艦もありましたね。

 

・・・・・・・

 

ぼくはスタートレックが好きでしたので、一般的な「企業」という意味を知りませんでした。

 

会社の面接試験でEnterpriseが出て、進取の気質と訳したら、面接官の方がそちらの意味を知りませんでした。^m^

 

結局企業も、進取の気質がオリジナルだと思うのです。

 

だって、企業の「企」って、企てるということでしょう?

 

業(なりわい)を企てるから企業なのです。

 

企ては進取の気質そのものでしょう?

 

・・・・・・・

 

日本人はこの「進取の気質」がいつのまにか奪われてしまっているように見受けられるのです。

 

どちらかというと、アントレプレナー(entrepreneur):起業家のほうが知名度が高いようです。

 

ここまで書いて、「進取の気質(または気性)」の日本語の意味が通じないんじゃないかと心配になってきました。

 

「従来の習わしに捉われることなく、積極的に新しい物事へ取り組んでいこうという気質や性格」という意味です。

 

明治維新の時は、こういう気質を持った人物がたくさん現れました。

 

ですから、日本人は元々この気質を持っていないというのは嘘です。

 

戦後の教育のせいで、この気質が徹底的に奪われてしまったのです。

 

戦後の教育を受けた張本人のぼくが言うので間違いないです。(;^_^A

 

高度成長に必要なサラリーマンを量産するのに適していた教育だったのです。

 

・・・・・・・

 

今頃になって、日本にはentrepreneurが生まれないと嘆いています。

 

だから、そういう人物を養成すべきだというのです。

 

でも、entrepreneurは一攫千金を狙った博打うちのような狭いニュアンスがあります。

 

それよりも、日本人に必要なのは(より広い意味を持つ)進取の気質=Enterpriseなのです。

 

起業家だけが必要なのではありません。

 

もう一度書きます。

 

「従来の習わしに捉われることなく、積極的に新しい物事へ取り組んでいこうという気質を持った人間」を育成することなのです。

 

江戸の寺子屋にできて、何でいまできないの?