・・・・・・・っということで、ロシアにとってウクライナは「緩衝国」として不可欠なのです。
ソ連崩壊後、ロシアはその緩衝国を次々に失っているのです。
この最後の砦にNATO軍が配備されるなんて、もっての外なのです。
ウクライナにとって「緩衝国」呼ばわりされるのは心外でしょうが、強力な軍事力を持つ二国間の間に挟まれちゃったのだから運が悪いとしか言いようがありません。
日本だって韓国を「緩衝国」として維持したいのです。
朝鮮を併合したのは、ロシアの脅威を直接受けたくなかったからです。
アメリカだって、韓国がロシアや中国と仲良くしだしたら、黙っていないでしょう。
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プーチンは西側がロシアを侵略する意図を持っていると主張しますが、それはあながち的外れではないでしょう。
西側は、ウクライナだけでなく、ロシアに対してさまざまな弱体化工作を実施しているに違いありません。
パワーバランスにおいて、相手が弱いと見るや、容赦無いのがヨーロッパのやり方だったじゃないですか。
狡猾さという点においては、西側もロシアも同じ穴の狢なのです。
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ソ連が崩壊してから30年、ロシアはまだ迷走中です。
社会主義からの脱却はそれほど容易ではありません。
ロシアが抱える一番大きな問題は、「過去の栄光」です。
実は、過去に栄光なんかなかったのですが、かつての「大国」という意識ほど厄介なものはありません。
ここで書いた通り、ロシア経済は不安定です。
はっきり言えば、貧乏国です。
一人当たりのGDPは日本の遥か下(1/3以下)、中国にも届いていないのです。
その主たる収入源は原油と天然ガスです。
その割合は全体の50%〜70%を占めています。
振れ幅も大きいのです。
そんな国が大国意識を持ち続けることが、いかに危ういことか。
ロシア自身も気付いていないし、西側世界も気付いていないのです。
一番身に染みて理解しているのは、プーチンただ一人じゃないでしょうか。
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あれぇ〜〜まだ終わらない。
・・・つづく。