猟銃を所持するには | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、残念な事件でしたね。

 

犯人は2丁もの猟銃を所持していたことに驚きました。

 

そこで、猟銃(銃砲)所有許可証を取得するのにどのような手続きが必要か調べてみました。

 

 

ざっと6万円ほどかかります。

 

狩猟の場合は、別に「狩猟免許」が必要です。

 

鍵のかかるガンロッカーも必要です。

 

値段は散弾銃だと、20〜30万円からで、100万円を超えるものまでピンキリです。

 

散弾はクレー用で250発入り18,000円くらい。(1発72円)

 

思ったより安いですね。

 

所持許可を受けた猟銃は警察に届出し、毎年1回警察署に持参して検査を受ける必要があります。

 

所持許可の更新期間は3年です。

 

問題の筆記試験ですが、(超)簡単です。

 

50問の〇×式で試験時間は1時間。90%以上で合格、

 

全く受講を受けないぼくが試したところ、常識でかなりの点数が取れます。

 

その証拠に、全国平均で70%合格だそうです。(都道府県別、時期によって差がある。)

 

結論として、猟銃の所持は予想外に簡単ということです。

 

ほぼ、誰でも持てると言えるでしょう。

 

・・・・・・・

 

肝心の所有適格者かどうかの判断は、過去の犯罪歴、病歴で問題なければOKです。

 

今回の犯人は、たぶん両方とも問題なかったのでしょう。

 

事件を起こして初めて、言動に問題があったことが明るみに出ました。

 

彼の自宅を訪問した医者と関係者たちが、彼が猟銃を2丁も所有しているなんて知る由もありません。

 

近所付き合いもほとんどない人物の異常性を、その地域のコミュニティーが見分けることは不可能に近いでしょう。

 

毎年の警察による検査が頼りですが、警察官に「人を見分ける能力」を求めるのは難しいでしょう。

 

犯罪が起きて、初めて露見するのが現状でしょう。

 

この家には猟銃が保管されていますよなんてステッカー貼ったら、逆に狙われるでしょうからね。

 

日本はアメリカみたいな銃社会ではありませんが、持とうと思えば誰でも持てる社会であることは認識しなければなりませんね。